「いや…さすがはアドマイヤドン。馬身以上の強さを感じたよ。Kogaよ。またまた一番人気切りが裏目ったね。ていうか今回みたいな堅いレース外すようじゃお前にはレース展開を読む力なんぞ凡人以下だって小一時間問い詰めちゃうよプププ。」

お前もな。

「いや、俺は実力の十分の一も出してないよ。ワイド一点のお遊び予想だしネー。」

くっ。それより、今回はちゃんと敗因があるんだ。ヤマノブリザードが鞍上乗り代わっただろ。それだ！そうだと言わせてくれ！

「いや、貴様は敗北だ。仮にファロンが乗っていたとしてもあの差は変わらない。ていうか四位はジャパンカップのときよりも格段に頑張っていた。だいたい仮の仮にヤマノブリザードが優勝しても、あの展開ではアドマイヤドンの3着以下はありえないから結局貴様は敗北、というわけだ。この負け組め。やーい！」

…てめえ、俺が罰ゲーム逃れたからってやけくその悪口か(本命ヤマノブリザード2着、対抗バランスオブゲーム4着で、罰ゲームの条件「本命か対抗が掲示板を外れたら罰ゲーム」という条件はクリアした)。

「もう…今回こそ罰ゲームだと思ったのにね。バランスオブゲームがゲート前で相当イレ込んでいたからよっしゃと思ったのにかなーりいいレースしてたじゃないか…。畜生、まあお前は予想外したし、てめえの本命は2着、俺の本命は1着。馬連・ワイドはお互いに外したが、単勝では俺の勝ちというわけだ。俺は手加減してやったのにこれじゃあ罰ゲームしないわけにはいかないよネー。さあ、強引にでも罰ゲームと行こうじゃないか！」

え？約束が違う！うわ〜っ！

「さて、Kogaに罰ゲームという目的も(強引に)達成したし、今から里帰りだ。バイビー！」

…る〜ら〜ら〜♪る〜らら〜♪へいゅ！どきゅ！(Kogaは混乱している！)