春は皐月賞。初夏の日本ダービー。短い夏を経て、クラシックロードの終着駅、菊花賞が今年もやって来ます。荒れないレースと言われたのも今は昔、荒れに荒れまくっている波瀾レース。しかし、それでも「強い馬が勝つ」ことには変わりないようで、昨年の勝ち馬ヒシミラクル、一昨年の勝ち馬マンハッタンカフェは共にGIレース3勝を重ねる「強い馬」となりました。もちろん、ヒシミラクルは今後もGI勝利を積み重ねていく可能性があります。

そして、ネオユニヴァースの史上6頭目の牡馬クラシック三冠のかかった今年の菊。巻き返しを狙う有力馬たち。構図は整いました！さて、今回のゲストは…

謎の十二人の男たち：「俺たち合わせて、癒しの代名詞、男子十二楽坊だぎゃ！よろしくだす！」

暑苦しいよ！全然癒されねえよ！しかも何でバラバラの方言でなまってるんだよ！

麗葉：「俺は麗葉(うるは)だ。よろしく。以下、楊園(ようえん)、田中(たなか)、陳兵法(ちんひょうほう)、薮藩(そうはん)、楊園(ようえん)、菱奇跡、米珈琲、空釈迦、成田路、青雲空、踊中闇と続くわけで。」

ちょっと待て、楊園(ようえん)が二人いなかったか？それに、田中(たなか)って思いっきり日本人だろマジで。7人目より後はどっかで聞いた事のある名前の気がするのだが…。

薮藩(そうはん)：「それ以上詮索するとお前のメロンパン製脳みそをひねり潰すアル。」

田中(たなか)：「ていうか、食べるよ。」

陳兵法(ちんひょうほう)：「さて、僕らの得意技は気功でチャクラを操作する術。これぞ、癒しの極地。」

踊中闇：「まずは第1のチャクラ。霊感！」

ひゃああ！見える！お花畑が見える！

青雲空：「第2のチャクラは理性！」

メロメロメロメロメロンパン！

成田路：「第3のチャクラは意思！」

本命はモノポライザー！

空釈迦：「第4のチャクラは感情！」

でも、エイシンプレストンも捨て堅いなぁ…。

米珈琲：「第5のチャクラは潜在能力！」

うおおおおおおおお！

菱奇跡：「第6のチャクラは人間関係！」

今度もご指名お願いねぇ〜ん！

男子十二楽坊全員：「そして、第7のチャクラは俺たち集団の力をお前に…与えない！」

ちょっと待てよ！終わりかよ！全然癒されねえよ！ご指名お願いでその先が無いのかよ！

麗葉(うるは)：「いや、競馬予想を外しつづけてもうすぐ一回りしようかというヤツにこんな我々の癒しの術も勿体無いと思ってな。」

じゃあ、最初からするなよ！ていうか、今週はさすがに当てるぞ！

楊園(ようえん)：「じゃあ、俺たちも参加しよう。このコーナーは競馬予想コーナーだしな。」

な、何っ？

せっかくの三冠チャンス。やっぱりここから行きます。◎：ネオユニヴァース。今回、逃げ馬のラインアップが微妙で、スローかハイペースかどういう展開になるかが全く分かりません。その中でもこの馬は器用な馬ですから、どの展開になっても対応できると思います。私情も込めて本命に推します。○：ザッツザプレンティ。おそらくはスタミナ勝負が得意な馬のはず。ここなら余裕の○で推します！クラシック最後のチャンス！最高の結果を出してくれるはずです！▲：マーブルチーフ。京都新聞杯の勝ち馬。その時からここなら結果が出ると思い、狙っていました。そうですね、あの馬の2番せんじですね(笑)前走は自分からレースを止めた感じの後退でいい感じではありませんでしたが、調教で大幅良化ということで変わり身に期待します。△：ニシノシンフォニー。今回は人気薄の江田照は怖い、という理由ではありません。長距離で純粋に結果を出してきていることより押さえます。逃げで何頭か並んだとき、1頭残るとすればおそらくこれでしょう。×：リンカーン。よくわかりませんが、そつない競馬をして来る予感がします。春には喉鳴りのためほとんど使っていないだけに、フレッシュな力をここで発揮できるかもしれません。一叩きした効果に期待。今回、全てのレースで馬券対象で絶対有力候補のゼンノロブロイに無印という暴挙をかましました。これは凶とでるのか吉とでるのか…？頼みます、来ないで…！

以上より、馬連予想は次の6点でいきます。

そうだ、俺が勝ったらこのメロンパンの脳を元に戻してもらえるか？

麗葉(うるは)：「よかろう。だが、我々が勝ったら…我々の誇る闇のチャクラをお前に与える。それでいいな。」

楊園(ようえん)：「無謀な戦いを…。こっちは十二通りの予想が繰り出せるんだからな。」

…！しまった！

楊園(ようえん)：「さて、まずは私が先陣を切ろう。私の予想は13番チャクラから馬連総流し。」

田中(たなか)：「さすがは楊園(ようえん)。目の付け所が違うよ。そんな僕はチャクラから馬連総流しだよ。」

陳兵法(ちんひょうほう)：「…チャクラから馬連総流し。」

麗葉(うるは)：「菊の季節にチャクラが満開！チャクラから馬連総流しだ！」

薮藩(そうはん)：「やはりここは確実に勝ちたいアルね。9番コスモインペリアルの複勝でＯＫアル。ん？この気まずい空気は何アル？」

…あ、ネタが途切れた。とにかく、12人中11人がチャクラの馬連総流し。さすがだ…けど、これなら勝てるかも！ということで、菊花賞は10月26日、淀にて！僕は見に行く予定です！牡馬三冠馬の誕生をこの目で目撃…できるのかな？

予告どおり、3冠のかかった菊花賞を淀まで見に行ってきました。モタモタしていて、人垣でほとんど前の見れない場所しか取れませんでしたが(涙)。行くべき逃げ馬がしっかりとペースを作り、スタンド中から起こるどよめき。ゴール板を過ぎて1コーナーから2コーナーへと、ていうか見えない…。見えるのは電光掲示板のみ。向こう正面半ば辺りでザッツザプレンティが3番手くらいにまで上がり、4コーナーを周って早くも先頭。好きな馬＋自分の○印ということもあり、三冠そっちのけで応援しちゃいました。「粘れ！」ここからもう無我夢中でした。ネオユニヴァースが追ってきているようです。

ゴール直後、「2やろ？2差したやろ？」と声が。ターフビジョンを見ると、ザッツザプレンティが1着。そして、ネオユニヴァースは追い込んできたリンカーンに差され、3着の模様です。印つけた5頭の馬連BOXだった馬券は見事ゲット！しかし…ページでの予想結果は寸前のところで「はずれ」。惜しい…

ネオユニヴァース鞍上のデムーロJKは結果的に早仕掛けになってしまいましたが、これも先頭に出たザッツザプレンティを負かさんがための勝負。三冠を逃がしたとはいえ、清々しいものがありました。4着のゼンノロブロイは結果的にペリエJKが押し込められ、消化不良の4着敗退。圧倒的な強さを誇るペリエJKも、この日本独特の3,000mのレースでは戸惑ってしまったのかもしれません。そうか…いつもなら長所になるペリエJKがここでは「弱点」だったのかもしれないです。

ザッツザプレンティを管理する橋口調教師は7年ぶりの中央GI勝利。しかも、ザッツザプレンティの父親のダンスインザダークの菊花賞以来の制覇、親子2代制覇ですよ！3冠達成に負けないくらい、感慨深いものがありました。本当におめでとうございます。

麗葉(うるは)：「さて、予想を外したな。それでは闇のチャクラをKogaに与えるか。

ちょっと待て！実馬券は当ったんだ！1万以上儲けたんだ！なあ、それで免罪符にならない？

楊園(ようえん)：「なるかよこのあんぽんたん。お前が実際に買った馬券なんてこのコーナーではどうでもいいんだ！お前が予想した狙い目が当るかどうかが問題なだけであって、裏でどんな馬券買ってようと関係ねぇんだよ！」

楊園(ようえん)：「お前は〜。ここでの予想を唯一当ててる〜中山グランドジャンプを実馬券で外してる〜。うむ。おしまい。」

田中(たなか)：「うん、このメロンパンはおいしいのう。」

あれ？こら！俺の脳みそ食べるなー！返せー！

田中(たなか)：「ごちそうさん。なあ、このメロンパンおいしかったから、これに免じて今回は許してやろうよ。」

ていうか、今、俺、脳みそが無い、ん、だけど…！

踊中闇：「この『脳みその種』でも頭に植えておけ。来週には脳みそが復活するはずだ。菊花賞を見て、何となく心が晴れた気分になったからな。」

よかった！いい人だ。

麗葉(うるは)：「しかし、これではKogaが得をしてしまう。やはり闇のチャクラはきちんとKogaに与えなくてはな。」

だから…やめろって。脳みその種を植えてくれた踊中闇さん、助けて？

踊中闇：「ふむ。今回は大出血サービスだ。闇のチャクラ・55.4倍バージョンでレッツ癒し！(当社比)」

癒されねえよ！うわあぁ！

麗葉(うるは)：「さて、来週は我々の師匠がゲストに来る予定だ。さらなる闇を持ってお前に襲い掛かるであろう。それでは、我々男子十二楽坊はこれで失礼しよう。」

(あれ？来週は『あの』馬が出走するから…ゲストは確定のはずでは？新ゲストが来るならそれはそれで面白いかも…。)