I dream a dream.
You dream more big dream.

-競馬GI予想2004・第49回有馬記念(12/26 中山 芝 2,500m)-

予想 結果

2004年中央競馬―――それはある、存在が「巨大な」地方馬を中心に回っていたと言っても過言ではありません。

「雪」国・北海道の夢を背負った「英雄」の中央への挑戦。

緒戦の弥生賞を完勝。最初の夢・皐月賞へと駒を進めるも、大駆けの前に2着。

それでも、周りの「賞賛」は鳴り止まず、一躍「有名」な存在へ。

サラブレッドの頂点へ―――日本ダービー。暴走した逃げ馬に「踊らされ」、8着惨敗。

悪夢の光景に「心の叫び」。

秋に入り、2連勝。しかし…菊花賞では惜しくも敗戦。

ジャパンカップでは世界の2着。しかし、それは五十嵐JKによるものではなく

外国人の手綱捌きによるもの。

微妙な「三角」関係。




「少年」から大人への階段を上り詰めた2004年。

「素晴らしき旅」もいよいよ佳境。

いや、ここからが始まりなのかもしれません。

挑戦は古馬になっても続きます。

そして、夢は「空と海の広がる」世界―――「バートラム」に乗って海外へ。

しかし、その前に、暮れを締めくくる「ゲーム」・有馬記念。「奇跡」は起きるのか?

枠順決定の"Cointoss"―――すでに戦いは始まっています。




総勢15頭の競演。それでは、予想します。

馬番馬名馬齢騎手予想
1 (市)ゼンノロブロイ牡4O.ペリエ
2 ピサノクウカイ牡3藤田伸二 
3 ハイアーゲーム牡3吉田豊 
4 [地]コスモバルク牡3五十嵐冬樹
5 ハーツクライ牡3横山典弘 
6 (父)シルクフェイマス牡5四位洋文
7 ユキノサンロイヤル牡7柴田善臣 
8 (父)ダイタクバートラム牡6武豊 
9 (外)タップダンスシチー牡7佐藤哲三 
10 (父)デルタブルース牡3D.ボニヤ 
11 (父)ヒシミラクル牡5角田晃一
12 グレイトジャーニー牡3小牧太 
13 (父)ツルマルボーイ牡6蛯名正義 
14 コイントス牡6岡部幸雄 
15 アドマイヤドン牡5安藤勝己×

個性的なメンバーが競い合うレースですから、昨年のように考えられないような異質な展開になることだって―――最後は夢を追い求めて、それで散ろうと恨みっこなし、とこれは負け惜しみ?コース形態の似ている、中山2,200mや阪神2,200mで好走している馬には要注意らしいです。

×:アドマイヤドン。この馬、実は芝馬なんじゃないかという解釈を勝手にしていました。ダートでさえあれだけ勝ち続けているんだから、芝だったら無敵だろうと。かなりの誇張表現ですが、当初は▲くらいは打つつもりでした。でも、よりによって(15頭立ての)大外とは…押さえにとどめさせていただきます。それでもGI8勝の新記録には期待してしまいます。

△:ゼンノロブロイ。最初は切ろうとした馬ですが、最内に入られては外せませんでした。あえて死角を探すとすれば中山よりは東京向きかな…と。でも、本格化した今ならば確実に上位に来ると思います。勝つまで行かなかったとしても2着に入る可能性になると確率はグンと上がると思います。でも、何と言っても有馬記念。もっと期待したい馬がいるんです。

▲:コスモバルク。ようやく引いた内枠。疲れが心配されますが、中央への挑戦を続け、ずっと結果を残し続けていて、本当にタフな馬です。「ヨン様」の4番、そしてJRA50周年。「五十」嵐JKの出来過ぎた勝利、そして「バルク」コールで湧き上がる中のウイニングランを見てみたいです。一応データからすると中山2,200mのセントライト記念を勝っています(笑)

○:シルクフェイマス。宝塚記念でお世話になった馬をここでは対抗に押します。ジャパンカップをパスしてここに賭けただけあって消耗は少ないはずです。怪我の影響は気になりますが、今回のレースはこの馬向きになりそうな気がします。コースも東京よりは中山向きの馬だと思うんですよ。そして阪神2,200m、宝塚記念で好走している実績。ええ、期待しちゃいましょう。

そして、最後に本命馬ですね。現在の状態でこのメンバーに通じるかどうかはともかく、上昇気流に乗っていることだけは間違いありません。2年前に惨敗している?いや、当時は角田JKがこの馬の特性を分かっていなかったのかもしれません。同じ父親のナリタトップロードは中山コースが苦手でしたが、この馬には当てはまらない可能性だって…。シンガリ負けも覚悟しますが、ここではあえて本命で行きたいと思います。もう、理屈抜きでこの馬の4度目の奇跡が見たいと思います。◎:ヒシミラクル

個人的には内枠にズラリと並んだ3歳馬が非常に怖いので(特にピサノクウカイハーツクライ)、実馬券で買い足すとは思います。そして、消し馬を1頭だけ挙げます。デルタブルース。今回、一番危ない人気馬だと思います。自信を持って消します。

馬連予想は次の6点でいきます。

使用ポイント:1000000pts・残りポイント:1000pts
1-11200000pts
4-11200000pts
6-11200000pts
11-15100000pts
1-6200000pts
4-6100000pts

2004年総決算、年に一度の、競馬が競馬の枠を超える日、有馬記念。競艇・賞金王決定戦のような、人智を超えた大波乱が待ち受けているのか?それとも、堅い決着となるのか?いずれにしても、想像を超える展開になり、想像を超えるものが見れることは間違いない、そんな予感がします。12月26日、中山競馬場第9レース、あなたの夢は何ですか?


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そして英雄は―――







2004年クライマックス・有馬記念のスタート。

先頭に踊り出るタップダンスシチー。それは、どこかで見たデジャ・ヴ。
2年前、無名だった時代に予告どおりに逃げてシンボリクリスエス以外の馬を寄せ付けなかった
あの時のように―――

後ろにはヒシミラクルコイントス
2003年春に奇跡を起こした葦毛、タップダンスシチーと共に2年前の有馬を荒らしたもう一頭。

前目につけたゼンノロブロイ。それをやや後ろでマークするコスモバルク
デルタブルースグレイトジャーニー
春のグランプリ2着シルクフェイマスに、ダートから芝に戻ってきたアドマイヤドン
ダイタクバートラムツルマルボーイピサノクウカイ
ユキノサンロイヤルハイアーゲーム。やや縦長の馬群。



最後方にポツンとハーツクライ



昨年ほどの縦長で無いにしろ、15頭がやや離れての競馬。
淡々と近づくゴール。
タップダンスシチーのペースは落ちません。
一方で「ふるい」にかけられたヒシミラクルコイントスは先に脱落。
直線で置いていかれた後続はもはやタップダンスシチーを捉えること叶わず。

先頭、ラチ沿いを走るタップダンスシチーにたった1頭挑戦権を手に入れたゼンノロブロイ
春までの勝ちきれないゼンノロブロイはそこにはいませんでした。
そして、2年前先輩がやってみせたのと同じように
タップダンスシチーを抑え、
ゼンノロブロイが秋の古馬中長距離GI3連勝を決める、栄光のグランプリの座に輝きました。




黄色い帽子の佐藤哲三が乗るタップダンスシチー
最後、白い帽子のオリビエ・ペリエが乗った、ゼッケン1番の馬が抜き去る光景。
何もかもが2年前のデジャ・ヴ。
ただ、違うのはタップダンスシチーの脚色が衰えていなかったことと
それを抜き去った馬の名前はシンボリクリスエスでなく、ゼンノロブロイだったこと。




そして、2分29秒5。激闘の結果はあまりに驚異的な中山2,500mレコードとなったこと。




有馬記念4度目の予想にしてようやく印をつけた馬が連対しました。
結果としては、自分の好きなように印をつけ、予想の範疇の馬が来て惨敗したのですから
言い訳もくそも無いですね。
強いて言えばタップダンスシチーが凱旋門賞で惨敗する光景を見て
今回は4〜5着くらいかもしれないと無意識に考えていたのが
今回の無印になったのかな、と思います。

宝塚で2着に走って(お世話になった)という理由でシルクフェイマスを対抗まで推しておいて
同じくお世話になったはずの1着馬、グランプリホースに
無印という失礼な評価をしてしまいました…。

ジャパンカップ、前目で競馬する葦毛の馬に
4度目の奇跡を期待してしまった。
思えばこの舞台でヒシミラクルに、本当は何を期待していたのだろうか―――
2年前は惨敗。そして今回は2年前をさらに下回る、ブービー。
これも一種のデジャ・ヴですか(笑)
有馬記念本命馬が2年連続でブービー着順。
リバースゴッド、ここに極まりです。
やっぱ、有馬は相性最悪だ…(泣)















-競馬GI予想2004・第49回有馬記念結果・はずれ-

着順馬番馬名Kogaマーク予想
11ゼンノロブロイ
29タップダンスシチー 
36シルクフェイマス

正解:馬連 1-9 12.4倍
1-11200000pts→0pts
4-11200000pts→0pts
6-11200000pts→0pts
11-15100000pts→0pts
1-6200000pts→0pts
4-6100000pts→0pts
残り:1,000pts


そして英雄は、先輩を超えた。



春のグランプリホースが無印とは…



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