夢を歌う。
夢に恋する。

-競馬GI予想2005・第10回秋華賞(10/16 京都 芝 2,000m)-

予想 結果

開設当初は荒れレースの代名詞だった秋華賞。しかし、ここ4年はその傾向も影を潜め、比較的平穏な決着が続いています、牝馬三冠レースの最終章です。シーザリオディアデラノビアの離脱は残念でしたが、ラインクラフトエアメサイアという分かりやすい「2強」がここにコマを進めてきます。しかし、その2頭も牡馬路線のディープインパクトほど抜けている存在ではなく、2強に挑む伏兵の台頭も…?ぶっつけで挑んでくる馬、夏の上がり馬も顔をそろえる、楽しみな1戦です。

仄果(ほのか):「オークス以来の登場になります。今回は私と凪砂(なぎさ)の二人でお相手します。」

お久しぶりです。罰ゲームで腰痛うつされまし…は、はんぎゃ〜っ!

凪砂(なぎさ):「全く、それだけ外しておいて、毎回予想をする気になるわね。ありえない。何のために予想しているのよ。」

それは、そこに競馬があるからさ。

凪砂(なぎさ):「あたしは、夢を叶えるため。バンドをやりたいと思ってるの。実は副業でバンドやっててさ。『BLACK STONES』っていうんだ。ほら、あたし、黒が好きだからさ。バンドでは『ナナ』という名前のボーカルで参加してる。でも、実力は及ばないから、競馬で金を溜めて、いつか金の力で…」

途中までいい話だったのに。うおっ、腰痛が…

仄果(ほのか):「私は…そうね、馬が好きなの。馬への愛にだから、1頭の馬に夢中になったりする。そういえば、『ナナ』って名前、どこかで聞いたことがあったと思ったら、私が以前アルバイトで使ってた偽名が『奈々』でした。ま、事情があって…」

その「事情」ってのが気にな…ぐわっ、この腰痛、どんどんひどくなっていく!早く予想しないともうダメか…ごおっ!



仄果(ほのか):「じゃあ、今週のGI・秋華賞のウンチクコーナー行ってみましょう。認めたくはありませんが、過去3年間Kogaさんの◎印が1着、1着、1着。とはいえ、勝った馬はそれぞれ 2002年:1番人気 ファインモーション、2003年:2番人気 スティルインラブ、2004年:2番人気 スイープトウショウ と、いずれも人気馬。当てて当然ですよね。むしろ、ここしか◎印1着になるレースが無いというのが恥ずかしいですね。」

先週は外したけど、◎印が1着だったぜ!

凪砂(なぎさ):「じゃあ、今週は◎印1着は無いね。ねっ、奈々。いや、仄果。」

仄果(ほのか):「その通り。Kogaさんの穴馬も2002年の○ シアリアスバイオ3着、△ カネトシディザイア4着、× トシザダンサー5着のように、それなりに来る傾向にはありますが、結果として当たったのは昨年だけ。そして昨年当てたということは、2年連続で的中なんて…」

凪砂(なぎさ):「ぶっちゃけ、ありえないっ!」

くそっ、俺が本気出せばなぁ、2年連続で当てるなんて…ほぐわっ、また腰痛が!早く予想しないと!

馬番馬名馬齢騎手予想
1 (父)エイシンテンダー牝3武幸四郎 
2 ジェダイト牝3池添謙一
3 (父)モンローブロンド牝3秋山真一郎 
4 テイエムメダリスト牝3橋本美純 
5 ラインクラフト牝3福永祐一
6 オリエントチャーム牝3赤木高太郎 
7 レースパイロット牝3安藤勝己 
8 デアリングハート牝3後藤浩輝 
9 フェリシア牝3小牧太 
10 エアメサイア牝3武豊
11 ニシノナースコール牝3横山典弘
12 ショウナンパントル牝3吉田豊×
13 (父)シールビーバック牝3松岡正海 
14 (父)(市)コスモマーベラス牝3柴田善臣 
15 スルーレート牝3渡辺薫彦 
16 エリモファイナル牝3四位洋文 
17 トウカイルナ牝3北村浩平 
18 ライラプス牝3松永幹夫 

2強の一角、ラインクラフトの取捨選択が鍵になると思います。怖いのが、1枠の2頭。距離適性はオークスで証明されているこの2頭がどう出てくるか…エイシンテンダーがハナを叩く形になると思いますが、前走休み明けで-10kg…。

その隣、◎:ジェダイトで行ってみます。オークスからのぶっつけになりますが、2,000mでの勝ち鞍もあり、距離適性はラインクラフトより上。仕上がりも良い状態。トライアルを自重し、メイチに来ています。とにかく鞍上の池添JKが怖いですね。エイシンテンダーの2番手につければ、ゴチャつきも回避できるのではないでしょうか。○:ラインクラフト。距離不安はありますが、前走の仕上げやローテーションを考えると、やはり有力です。京都に舞台が変わるのもプラス。福永JKの内枠はいい感じではありませんが、5番枠ならばギリギリ許容範囲だと思います。▲:エアメサイア。本当なら一番信頼すべき差し馬はこの馬ですが、前走で8kg馬体重が減っていたのが気になります。どうも前走がメイチだった印象が否めません。枠は絶好なので、切るわけには行きません。△:ニシノナースコール。穴人気しそうな上がり馬ですが、今年は外の差し馬で抜けた馬がエアメサイアのみ。前走がメイチだけに、実力が本物ならば抜け出すことも可能かもしれません。×:ショウナンパントル。同じく枠は絶好。紫苑Sからの上積みがあれば、距離は持つだけに期待できます。

NHKマイルカップで恩恵を与えてくれたデアリングハートは消します。距離不安で先に脱落しそうです。

馬連予想は次の6点でいきます。

使用ポイント:140000pts・残りポイント:66000pts
2-540000pts
2-1020000pts
2-1120000pts
2-1210000pts
5-1030000pts
5-1120000pts

仄果(ほのか):「私は今度も白い枠から。Kogaさんがジェダイト本命なので、私は特にエイシンテンダーに期待です。1枠から(一応)同枠含めて枠連総流し(8点)。そして『白』衣の看護師からの連想で11 ニシノナースコールから馬連総流し(17点)。」

凪砂(なぎさ):「ありえない穴馬が2頭揃ってるけど、2枠から同枠含めて枠連総流し(8点)。来たら高配当よ。あと、今回はお休みの光利(ひかり)から頼まれたのが9 フェリシアの単勝、複勝(2点)。そして、私たち二人が『ナナ』という名前に縁があることが分かった。だから、お互い思った狙い目を足そう。」

凪砂・仄果:「枠連7-7!そして、馬番7 レースパイロットから馬連総流し(計18点)!」

凪砂(なぎさ):「ありえないけど、もし万一Kogaが勝ったら、腰痛を治してあげるわ、ってすでに気絶いてるし。」

仄果(ほのか):「Kogaさんの予想が外れたら、簀巻きにしてどこかに捨てようかな。」

…や、だ、絶対、当てるもん。当てるフゥー!

凪砂(なぎさ):「話題のあの人の真似かいな。まだ余裕あるじゃん。」



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前哨戦のデジャヴー!

-競馬GI予想2005・第10回秋華賞結果・▲−○ 的中 ただし超当たり負け-


着順馬番馬名Kogaマーク予想
110エアメサイア
25ラインクラフト
311ニシノナースコール

正解:馬連 5-10 1.8倍
2-540000pts→0pts
2-1020000pts→0pts
2-1120000pts→0pts
2-1210000pts→0pts
5-10 30000pts→54000pts
5-1120000pts→0pts
残り:120,000pts
回収率:155.7%

前哨戦・ローズSで、初めてラインクラフトを逆転したエアメサイア。本番のこの舞台では、距離にメドが立った上に上積みも確実なラインクラフトに支持が集まり、エアメサイアは2番人気に。この2頭は3番人気以下を大きく引き離し、実際にレースは2頭の一騎打ちとなりました。

前目で少しだけかかり気味のラインクラフト。後方でジックリと足を溜めているエアメサイア。4コーナーで、もうゴーサインのかかっているラインクラフトが抜け出し、後方を完全に置き去りに。付いていけたのはエアメサイア1頭。それでもラインクラフト優勢だと思いましたが、最後の最後で…本当に残り数mのところで追いつき、「首差」差しきって、最後の一冠・秋華賞の勝者となりました。3着に敗れた母親の秋華賞のデジャヴーでは無く、前走・ローズSの自分のデジャヴーを再現した、見事な勝利でした。レース前に「負けたらジョッキーの差です」と言っていた福永JK。わずかの差で、それは現実のものとなりました。悔しいと思います。福永JKもレース運びは良かったと思いますが、それ以上に武豊JKが上手すぎたですね。距離適性の差もあったと思います。これだけ素晴らしいレースを作り上げた両陣営には本当に頭が下がります。

3着にはニシノナースコール。4着には池江厩舎の管理馬オリエントチャーム。実は、今回の本命馬は池江厩舎つながりも意識して選んだのですが、飛んできたのはこちらでしたか…。ジェダイトは前は詰まるわグダグダでしたね。馬体重変動ゼロと知ったとき、ヨッシャと思いましたが…2,000内回りで飛ぶ、典型的パターンでした。本命だけが来た先々週と、本命だけが飛んだ今週。合わせて丁度いい感じでしょうか。来週は軸が決まっているだけに、紐も合わせて、会心の的中と行きたいです。






息の詰まるゴール前。まさにGIに相応しい名勝負となりました。

仄果(ほのか):「今回、的中とか何とか書いてありますが、こんなの認められません。この結果ならばさっさと穴馬諦めて◎−○でつぎ込んで狙うのがスジってものですね。ということで、右の写真は『不的中』のものを採用しました。」

凪砂(なぎさ):「140000ポイントつぎ込んで、返ってきたのが54000ポイント。何この結果。いろんな意味でありえない。」

…嫌だったんだ!成績表に「敗退」「惨敗」「惨敗」と並びまくるのが!いや、実はジェダイトは2強並みに強いと思ってたんだけど…。

凪砂(なぎさ):「ふーん、2強と肩を並べると思ってた馬が13着と。ありえない、ありえないったらありえない。ただし、Kogaの場合は例外、と。」

仄果(ほのか):「私が馬連でニシノナースコールは惜しかったなぁ。でも、仕方ないですね。罰ゲームでウサを晴らしましょうか。」

(ざわざわ…ざわざわ…ざわざわ…)

あれ?なんだ、この観衆は?どこから現れた!いつの間にか俺はコンサート会場のステージに立っている?

仄果(ほのか):「ねえ凪砂、あたしたちの出会いを覚えてる?あたしは運命とか、かなり信じちゃうタチだから、これはやっぱり運命だと思う。笑ってもいいよ、ナナ…いや、凪砂。」

凪砂(なぎさ):「満ち足りない月。どんなに深く愛しあっても、きっと誰もあたしを満たせない。でもステージに立ってる時だけは完全体になれるんだ。だから、大勢のギャラリーの目の前で血祭りにしてやるよ!人の運命を狂わす引き金なんて、一瞬で引ける。じゃあね。邪悪なKogaを粉々に打ち砕け!」

凪砂・仄果:「完全なるマーブル・スクリュー!いつもより多く回ってます!」

腰痛で全然よけられない!ごわ、ザ・ザケンナァア!




(ワァアアアアアアアアアアア!)

仄果(ほのか):「ほら、Kogaさんの粉末がキラキラ光ってる。観衆の皆さんもあんなに喜んでる。」

凪砂(なぎさ):「よかった、満たされたわ。さて、来週はいよいよあのディープインパクトよね。でも、Kogaもこうなっちゃ、1週じゃ復活できないよね?」

仄果(ほのか):「これも、運命なのよ。じゃ、私たちは早速徹夜で並びに行きますか?」

凪砂(なぎさ):「うん!」





…くそ、俺の回復力をなめるな!もう、粉々なんて慣れっこだから、その気になればすぐに元に戻れるぜ!ち…ちくしょう、くそ、来週は…ごばあっ!ぜぇ、ぜぇ…ダメージまでは回復できない…

− 菊花賞へ続く −


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