(注) ジャパンカップダート予想は「R15?」指定を受けています。15歳未満の方には害となる可能性があるため、保護者と一緒にご覧いただくことをお勧めします。15歳以上にも害となるじゃないかとか何とか、まあそういうツッコミに対してはノーコメントです。 |
玄澄:「ククク、来たかKoga…いや、『例のあの人』と呼ばせてもらおうか。何だその醜い姿は?」
先週、予想を外したせいでこうなりました。今週の俺様は化け物として予想をお送りしよう。しかし、今のままではエネルギー不足で予想ができん。血が欲しい。血を、予想するために俺に血を吸わせろー!う、うわぁ、それは十字架!
玄澄:「ドラキュラ伯爵かよ、コイツは…。」
夕菜:「時々でいいから、思い出してください。1年ぶりにイギリスから戻ってきた夕菜です。何て禍々しいオーラ。これがあのKo…『例のあの人』なんですか?」
玄澄:「お久しぶりだな、夕菜さん。さて、今週はGIが2レース行われる『ジャパンカップウィーク』。我々も、今から『三大勢力対抗試合』を開幕しようではないか。」
夕菜:「ということは、我々と『例のあの人』による、三大勢力による対決、というわけですね。」
玄澄:「その通り。我々と『例のあの人』は、『炎のゴ●レット』によって選ばれし者。そう、これは運命の戦い。それじゃ、第一の課題・11月26日、ジャパンカップダートの予想の開始だ!」
その前に血をー!
玄澄:「返す返すも、アドマイヤドンの引退が惜しまれる。できればここには出て欲しいと思っていたが。今思えば、コーナー初登場のときにファストタテヤマとのワイド1点で予想していた頃が懐かしいのう。さて、今回はそのアドマイヤドンの僚馬・タイムパラドックス中心で行きたい。5 タイムパラドックスから2,4,6,8,10,12,16へ馬単2着流し(計7点)。以上だ。」
夕菜:「イギリスに留学している間に、すっかりイギリスが好きになってしまいました。そこで、イギリスから参戦の15 エキセントリックの複勝(1点)を買います。これだけでは心もとないので、アメリカからの外国馬2 ラヴァマン、8 タップデイ、 の2頭を軸にして、3連複総流し(14点)。以上です。」
気力を振り絞って予想しました。これで行くべ。ケケケケ。
馬番 | 馬名 | 馬齢 | 騎手 | 予想 |
---|---|---|---|---|
1 | (父)シロキタゴッドラン | 牡6 | M.デムーロ | |
2 | [外]ラヴァマン | せん4 | C.ナカタニ | × |
3 | サンライズバッカス | 牡3 | 佐藤哲三 | |
4 | (市)ユートピア | 牡5 | 安藤勝己 | |
5 | タイムパラドックス | 牡7 | O.ペリエ | |
6 | (外)スターキングマン | 牡6 | K.デザーモ | ○ |
7 | (外)シーキングザダイヤ | 牡4 | 横山典弘 | ▲ |
8 | [外]タップデイ | 牡4 | E.コア | △ |
9 | ハイアーゲーム | 牡4 | 田中勝春 | |
10 | (父)(市)カネヒキリ | 牡3 | 武豊 | |
11 | サカラート | 牡5 | L.デットーリ | ◎ |
12 | (外)パーソナルラッシュ | 牡4 | 藤田伸二 | |
13 | (外)ジンクライシス | 牡4 | 柴田善臣 | |
14 | [地]アジュディミツオー | 牡4 | 内田博幸 | |
15 | [外]エキセントリック | せん4 | D.ホランド | |
16 | (市)ヒシアトラス | 牡5 | 蛯名正義 |
このジャパンカップダートでは、純然たるダート馬より、芝で結果を残していた馬が好走するケースが時々あります。内枠有利、また4コーナーである程度の位置にいることも重要です。明確な逃げ馬はいないため、ペースはおそらくスローでしょう。
◎:サカラート。前走、名古屋のJBCクラシックは4着。但し、この馬は地方より中央競馬・特に左回りでその強さを発揮します。中京の舞台で行われたGII・東海ステークスは圧倒的でした。鞍上も世界のL.デットーリ。ここは文句なしの本命でしょう。○:スターキングマン。思い切って対抗で狙います。前走の白山大賞典は60kgという酷量を背負いながら3着でした。枠も絶好。前目にさえつけれれば勝機は十二分にあります。▲:シーキングザダイヤ。3歳時の芝実績を買って、3番手評価です。スローの展開なら距離不安もある程度カバーできると思うのですが…。△:タップデイ。今年の外国馬は選ぶとすれば、前走勝っているこの馬でしょうか。父プレザントタップ…芝ならば日本にも実績上げている馬がいますよね(笑)。×:ラヴァマン。確固たる逃げ馬不在のこのレース。強引に前に行ったこともあるこの外国馬、単騎逃げの形になってスイスイ前に行けば―――もしやの場面があるかもしれません。
余談ですが、芝実績を考えるとハイアーゲームも青葉賞を勝ってるあたりが気になります。サンプルが全く無いため判断はできませんが、ダート適性に優れていたとすれば、左回りも得意ですし、まさかの1発もあるかもしれません。さすがに印は回せませんが。なお、人気になりそうな3歳馬サンライズバッカス、カネヒキリは不要と見てバッサリと切ります。馬連は次の6点でいきます。
2-11 | 25000pts |
6-11 | 30000pts |
7-11 | 30000pts |
8-11 | 30000pts |
6-7 | 25000pts |
6-8 | 20000pts |
玄澄:「フハハ!Ko…おっと、『例のあの人』の本命サカラートは沈んだな。先週、あのマイルGI3勝馬・デュランダルを8着に沈めた『例のあの人』のことだ。ここで◎印を着外に飛ばすことなどたやすいはずだ。」
夕菜:「サカラートには『逆らうと』しましょう。…ケホケホ。『例のあの人』がこのレースを外したら、もちろん罰ゲームです。イギリスで習得した新しい魔法を試させてもらいます。それは、15歳以下の人には教えたくない、秘密の魔法。ちょっと試してみましょうか。ほれ。」
う、ぐおっちゃぱぁー!
夕菜:「外したら、今の魔法を全力で行きますよ。」
えぇ…やめてよ。ゼェゼェ。
かつての王者アドマイヤドンは去り、新たなる砂の王者の息吹が聞こえる、府中2,100mの長丁場。「砂のディープインパクト」の異名をとるカネヒキリ。ドバイの経験を日本の大舞台で生かしたいアジュディミツオー。地方でGI3勝、中央のダートGIも取りたいユートピア、そして前年度のディフェンディングチャンピオンタイムパラドックス。そして、今年は強力な外国勢ラヴァマン、タップデイ、エキセントリックも揃っています。
3歳〜7歳まで幅広い世代のダートスペシャリストたちによるGI・ジャパンカップダートは11月26日、東京競馬場にて!
着順 | 馬番 | 馬名 | Kogaマーク予想 |
---|---|---|---|
1 | 10 | カネヒキリ | |
2 | 7 | シーキングザダイヤ | ▲ |
3 | 6 | スターキングマン | ○ |
正解:馬連 7-10 59.0倍 | |||
---|---|---|---|
2-11 | 25000pts→0pts | ||
6-11 | 30000pts→0pts | ||
7-11 | 30000pts→0pts | ||
8-11 | 30000pts→0pts | ||
6-7 | 25000pts→0pts | ||
6-8 | 20000pts→0pts | ||
残り:-750,000pts | |||
回収率:111.2% |
ユートピア。アジュディミツオー、シーキングザダイヤで形成された先頭集団、それを追いかけるパーソナルタッシュ、タイムパラドックス、ラヴァマン。サカラート、カネヒキリら人気勢がその後方に位置し、後方にはサンライズバッカス、ジンクライシス。下馬評どおりの流れ。
直線に入ってからユートピアをかわし先頭に出るシーキングザダイヤ。外から捲くってきたカネヒキリ、サカラート。内からはタイムパラドックス、スターキングマン。この中から直線半ばで抜け出したのはシーキングザダイヤ、スターキングマン、カネヒキリの3頭。残り200mでは3頭一歩も譲らないデッドヒート。スターキングマンが若干遅れ、残り2頭がゴール前でクビの上げ下げ。2年前を思わせるかの僅差決着を制したのは1番人気・カネヒキリでした。「砂のディープ」の異名を取る3歳馬が、本家ディープインパクトに先駆けての古馬制圧となりました。昨年の覇者タイムパラドックスは先頭集団の後ろ4着、L.デットーリ効果で2番人気に推されたサカラートは7着、本場アメリカから来たラヴァマン、タップデイ、イギリスから来たエキセントリックは共に惨敗、という結果に終わりました。
正直、悔しいです。馬連6-7の組み合わせはワイドでも150倍。もし6-7で決まっていたら950倍!当初狙っていたアジュディミツオー、ヒシアトラスが共に外に行ったことより、予想をやり直し、内枠で強引に選んだスターキングマンを対抗評価にした後、オッズを見ればとんでもない人気薄。前走3着に着目したものの、実は1秒以上離されていたのを知ったのは予想の後のこと。正直どえらい馬推してしまったと思いましたが、蓋を開けてみればシーキングザダイヤと共に直線先頭で粘りました。大金星はゴール手前で逃げていきました。一瞬はこの2頭が抜け出していただけに…今回ほど武豊が恨めしいと思ったことはありません。
ちくしょう…カネヒキリがもう少しへたってくれれば…3着でよかったんだ!俺の、俺の950倍が!なあ玄澄、今回の俺の予想、いい線行ってたよな?予想になってたよな?
玄澄:「競馬に残念賞など無いと前から言ってるはずだ。カネヒキリを抑えておけば済んだ話ではないか。」
夕菜:「それに、本命サカラートはさりげに沈んでますしね。2番人気7着は、やはり『例のあの人』はリバースゴッドという証。サカラートには『逆らうと』で良かったわけです。」
俺の950倍…950倍が…
夕菜:「往生際が悪いですね。ならば代わりに、15歳以下に教えたくない魔法を950倍の威力で『例のあの人』にかけてあげましょう。」
う、◎?→×■зж《&∴!
玄澄:「おや、もはや言葉にすらならない様子。肌は緑色に、目は青色に、髪の毛は真っ白に、うおお、なんだあの赤い●●●は!ああ、良く見れば黄色い●●がどんどん湧き出てきてる!黄色い●●がKogaを覆い尽くして―――サナギになったぁ!そして殻を割って出てきたのは、『例のあの人』―――!で、どうなんですか夕菜さん。元に戻っちゃったんだけど。」
夕菜:「…うーん、950倍の威力のつもりがせいぜい20〜30倍程度でしたね。気を取り直して、次行きましょう。」