2005年、春のマイル王決定戦・安田記念は超豪華メンバー！2004年度桜花賞馬ダンスインザムード、秋華賞馬スイープトウショウ、皐月賞馬ダイワメジャーに2002年度NHKマイルカップ馬テレグノシス、今年の高松宮記念覇者アドマイヤマックス、それだけではありません、香港から18戦17勝サイレントウィットネスをはじめ、そのサイレントウィットネスを破って香港チャンピオンズマイル勝者となったブリッシュラック、同4着ボウマンズクロッシングと五指に余る有力馬！本当の王者を決めるべく、衝撃から1週間後の府中で激闘を繰り広げることとなります。

そして僕、Kogaは―――何だこれは！レッサーパンダになってる！

玄澄(げんちょう)：「あのガチガチのオークス、ダービーを両方外すようなヤツは人にあらず。当然そういうことになる。」

理不尽だ！理解できない！

玄澄(げんちょう)：「レッサーパンダに物事教えるのは大変だな。簡単な話だ。お前の『人間の』体は度重なる罰ゲームに耐え切れず、パンクしてしまっただけだ。で、お前は今レッサーパンダに乗り移っているというわけだ。まあ、先週のダービーで

×：ローゼンクロイツ 4番人気8着
△：ブレーヴハート 5番人気9着
○：ダンツキッチョウ 3番人気13着
▲：ダンスインザモア 11番人気14着

などと、人気以上に来てる馬が1頭もいないクソ予想をかますヤツはレッサーパンダの体で二足歩行でもしてせいぜいプチブームでも作ってるがいい。そうだ、中でも○印つけたダンツキッチョウは故障したとの話だ！お前のせいだ！謝れ！」

悪かった！すみません！申し訳ない！でも…俺に、俺にチャンスを！

玄澄(げんちょう)：「そこで、先日カンヌ映画祭で出会ったネット友達を紹介しよう。」

＊：「うますぎ〜！凄すぎ〜！Kogaは馬を飛ばしすぎ〜！遊んでくれよぉ〜！のバブルマン〜！　　　　　　　ハンドルネームね。」

玄澄(げんちょう)：「安田記念予想で我々を倒せたらお前を元に戻してやろう。」

望むところだ！

今年のGIで予想が一番難しいレースに思えます。1番人気から18番人気まで全ての馬に勝利の可能性がありそうです(その1番人気すら読めない…)。施行時期が早くなってから、京王杯組の成績が今ひとつの印象を受けます。そして、マイル中心に使われている馬より、別路線からマイルに来た馬が強いのもこのレースの特徴です。

◎：テレグノシス。強く推せる本命ではありませんが、東京コース＋勝浦JK＋マイルなら、最後は確実に伸びてくれます。内外差の無い馬場なら決め手を生かせると思います。○：バランスオブゲーム。同じく東京に合っている馬を対抗で。決め手の差で行くと馬＋騎手共に本命馬より下がりますが、先行有利の流れになるか、前走から3ヶ月空けたローテーションがプラスに出たら、逆転も十分に、そして悲願のGIに手が届くかもしれません。▲：カンパニー。3番手は思い切って将来が楽しみな4歳馬から行ってみます。前走マイラーズＣはの内容は、大外からの競馬を強いられながらスローの流れを強烈な脚で追い込んできて4着。3着のアサクサデンエンよりさらに不利な立場から結果を残しているだけに要注意の1頭です。それにマイルの福永JK、人気薄ならば侮れません。△：サイレントウィットネス。この馬、スピードを生かして、今回は大逃げを打ちそうな気がします。日本への適性に疑問符がつけられていますが、18戦17勝の戦跡は伊達ではないと思います。仮柵の取れたグリーンベルトを走れば、距離不安も埋められるのではないでしょうか。×：ボウマンズクロッシング。香港馬をもう一頭。残り2頭のうち、下馬評は低いこちらを狙ってみます。遠征経験は有り。ひょっとしたら来るかもしれません。ダンスインザムードは自信の切りで行かせてもらいます。前走の大負けがあまりに気になります。

馬連の狙い目は以下6点で行きます。

玄澄(げんちょう)：「なんだコイツの予想は。当たる気配すら感じられない。しかし…性懲りも無くダンスインザムードを無印にするとは。印を打って飛ばすしか道は無いというのに。裏切り続けられるがいい。俺はダンスインザムードから馬連総流しで行かせてもらう！あとは、香港馬でKogaが唯一印を打たなかったブリッシュラックの複勝。以上、合計18点。昨年の香港国際競走で顔を合わせた面々がこれだけ揃うとは、楽しいことになりそうだぜ。今回も勝たせてもらう。なあ、レッサーパンダのKoga君よぉ。」

レッサーパンダの力を侮るんじゃない！二足歩行だけが芸じゃない！

バブルマン：「カンヌの赤ジュウタンは最高だった〜！だから、赤枠3枠から総流し〜！(ゾロ目除く 7点)　　　　　　　　　遊んでほしいんだよぉ〜！遊びと言えばバランスオブゲームで行っちゃおぉ〜！3連単マルチ1頭軸：8-3,5,7,9,10,11,13(計126点)で　　　　　　　　当たってよぉ〜！



それと、香港のせん馬サイレントウィットネス、ブリッシュラック、ボウマンズクロッシングのワイドBOX3点も追加ぁ〜。」

玄澄(げんちょう)：「さて、Kogaの敗北が決まったところで、安田記念恒例企画18着はどの馬だ？対決も行おう。オレハマッテルゼ！」

バブルマン：「じゃあ、最内のアルビレオォオ〜！」

ダンスインザムードで行かせてもらう！あれ？俺の周りにいつの間にか黒いボールみたいな、古典的な爆弾が置かれている！

バブルマン：「ここでもKogaに罰ゲーム！このスイッチをポチッと押すと…　　　　　　　ポチ。」

ちゅどぉおおおおおん！ごぎゃぁ…ぐぉっ。今年もレース前に力尽きる…の…かよ。

玄澄(げんちょう)：「予告！予想を外したKogaにさらなる罰ゲームが襲い掛かる！頼んだぞ、バブルマン！」

バブルマン：「任しといてよぉ〜！」

ローエングリンが先頭、サイレントウィットネスが2番手、ユートピア、オレハマッテルゼ、ダンスインザムードと先団を形成。そして、最終的に1番人気に推されたテレグノシスは何と最後方。

待ったなしの直線。残り400過ぎで飲み込まれるローエングリン。力強く先頭に立ったサイレントウィットネス。次々と前の馬が崩れていく中で徐々に抜け出し、先頭でゴールに飛び込む勢い。そこにアサクサデンエンの強襲。さらに外からスイープトウショウ。ゴールではアサクサデンエンが前を捉え、前走の京王杯からの勢いそのままに、GI制覇を成し遂げました。クビ差の2着はスイープトウショウ、アタマ差でサイレントウィットネス。4着にはブリッシュラック。テレグノシスは途中までいい脚を使っていたものの、途中で止まり、6着に終わりました。

ここ最近の外国馬は人気で崩れるパターンが多かっただけに、そして前に行った馬は殆どが沈没しただけに、サイレントイウィットネスの強さが目に付きました。1,600mの距離不安、初めての東京コース(しかも先行不利)、結果的に前の馬にツラい展開と条件が揃わなかった中での強烈な競馬。最後は交わされたものの、18戦17勝2着1回の強さは異国の地でも健在でした。4着にも、展開の向かなかったブリッシュラックが来ていることより、香港馬の強さが印象に残りました。もし、1,200mで戦ったら日本の地でもサイレントウィットネスには勝てないと思います。

今回強かったのは「香港勢」、そして「新勢力」。予想では昨年の2着馬、3着馬を軸に推しましたが、この2頭、昨年とほぼ同じタイムで走っているものの、勝ちから遠ざかる格好になってしまいました(テレグノシス6着、バランスオブゲーム7着)。アサクサデンエンは前走の京王杯で強かったものの、近年京王杯と安田記念が直結しないことが多く、マイル専門の馬も沈む傾向にあり、(データ的には)狙いにくい馬でした。強さはフロックでなく、本物だったわけですね。2着のスイープトウショウは前走のオープン5着より「牡馬に弱いタイプの牝馬」と思っていましたが、原因は牡馬相手ではなく、スローペースだけだったようです。確かに力を出せれば…追い込みの強い東京コース、出番があったわけですね。うーん、今回の予想は難しかったです。

外したとはいえ、今の俺は満ち溢れている！ついに…ついにダンスインザムードが俺の「消し宣言」に応えてくれた！しかも、大差の最下位のおまけ付きだ！だから18着予想は大！的！中ぅ！さて、そんな馬から流したのはどこのどちら様でしたっけ？

玄澄(げんちょう)：「本線予想を余裕で外しておきながら何て清々しい顔をしてやがる。満足か？心残りは無いか？」

満足だぜ！お前に一泡ふかすことが…


いや、競馬予想とは上位馬を当てるもの。今気づいた！俺は、俺はバカだった！

玄澄(げんちょう)：「その通りだ。ということでバランスオブ罰ゲーム！うわ、くだらね。…やれ、バブルマン！」

うわっ！気がつけば、さっきより凄そうな爆弾で周りを囲まれている！

バブルマン：「炭酸！発散！ぶっ飛んでくれよぉ〜！」

わあ、てめえいつの間に爆弾を？そうだ、お前実はアレだろ？昔ハ●ソンから出てたファミコンのゲームで、あれあれ！ボン●ーマンだろ！

バブルマン：「…。ジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャーン！ポチッ。」

ボボボボボボボボボボ…チュドォオオオオン！ホグァアッ！

バブルマン：「これだけの爆弾を使って、レッサーパンダ1匹吹っ飛ばすのもまた『風流』ですなぁ。さて、玄澄さん、俺、密かに裏でやってた愛知杯当てたんす。この儲けで、近くで遊べそうな…浅草！浅草まで遊びに行きません？」

玄澄(げんちょう)：「ほう、でかした。浅草には俺の知り合いで掃除のアルバイトやってる『静香(しずか)』って子がいるのよ。紹介してやるさ。じゃあ、行こうか。」