ROAD TO TENJIKU!

-競馬GI予想2006・第23回フェブラリーS(2/19 東京 ダート 1,600m)-

予想 結果

衝撃に沸いた2005年も終わり、2006年のGI戦線がいよいよ始まります。古馬になったディープインパクトの活躍はもちろん、サンデーサイレンス産駒最後の世代のクラシック、主役不在のスプリント戦、新GIヴィクトリアマイル等々、今から楽しみです。まずは西―――ドバイへの登竜門・「GI唯一のトライアルレース」フェブラリーSで、激闘が繰り広げられます。

玄澄(げんちょう):「というわけでKogaよ。天竺(てんじく)を目指そうではないか。」

何だよ、今年は一発目から玄澄がゲストかよ、って天竺(てんじく)?あれ?どうして俺達は砂漠の真ん中にいるんだ?

玄澄(げんちょう):「これは有馬記念の罰ゲームだ。西の天竺を目指し、ありがたいお経をいただく旅に付き合ってもらうぞ。」

えー?いきなり砂漠を旅なんて、しんどいよ!喉渇くよ!やだやだやだ!俺は家でぬくぬくとトリノオリンピックが見たいんだっつーの!岡崎朋美を応援したいっつーの!小野寺歩を応援したいっつーの!上村愛子の出番は…もう終わったですか?でもがんばったっつーの!

玄澄(げんちょう):「競馬予想の負け組にトリノを見る資格など無い。さて、今年最初のGIは『フェブラリーS』だな。砂の上を旅することにより、『砂を走る馬の気持ち』を理解することができる。一石二鳥だ。」

フェブラリーSは1,600mだろ?この砂漠の旅は1,600mどころか何百kmかかるぞ!それにしても、玄澄、随分涼しい顔をしてるな。

玄澄(げんちょう):「何がって、これ私の本業だからだよ。私の本名は『玄澄三蔵法師』。僧として世界に平穏をもたらすため、毎年1月〜3月はこうやって天竺へ旅をしている。今までこの時期に競馬予想に出ていなかったのはそのためなのだ。さて、副業もこなさなくてはな。フェブラリーS予想、始めようか。」

了解です。幸先いいスタートを切りたいです。

馬番馬名馬齢騎手予想
1 リミットレスビッド牡7D.バルジュー×
2 (外)タイキエニグマ牡5田中勝春 
3 ユートピア牡6安藤勝己 
4 ニホンピロサート牡8中舘英二 
5 (外)スターキングマン牡7柴山雄一 
6 サカラート牡6小牧太 
7 [地]アジュディミツオー牡5内田博幸 
8 ヴァーミリアン牡4C.ルメール
9 (外)シーキングザダイヤ牡5O.ペリエ
10 メイショウボーラー牡5福永祐一 
11 (父)ブルーコンコルド牡6幸英明 
12 トウショウギア牡6藤田伸二 
13 タイムパラドックス牡8安藤光彰 
14 (父)カネヒキリ牡4武豊
15 タガノゲルニカ牡4池添謙一
16 サンライズバッカス牡4柴田善臣 

過去の傾向を見ても根岸S、川崎記念、平安S、東京大賞典、JCダート、香港カップ等など…傾向のつかみづらいGIレース。1番人気は「砂のディープインパクト」の異名を持つカネヒキリでしょうが、この馬にしてもJCダートは僅差勝ち、さらに同コース同距離の武蔵野Sでは同期相手に敗れました。出遅れの危険性も秘めています。ただ、ここ4年ほどは1番人気が勝利しています。思案のしどころです。

◎:シーキングザダイヤ。今年はペリエの腕を信じてこの馬から行ってみます。地方のダートでも結果を残せるようになったのは力が上がっている証拠です。○:カネヒキリ。力上位ですが、枠順が微妙に不利なこともあり、どの馬かに先着される気がします。昨年のJCダートの二の舞にはなりたくないので(笑)、キッチリと抑えます。▲:ヴァーミリアン。力で特別推せるわけではありませんが、騎手・C.ルメールの力だけで来てもおかしくありません。過去、芝2,000mのラジオたんぱ杯2歳Sを制しており、こういう芝実績のある馬は中央ダートでは気になります。芝実績は欲しいですが、ダート連勝馬もやっぱり見逃せないので、あとは前哨戦ダート重賞勝利の2頭を。△:タガノゲルニカ×:リミットレスピッド。前者は若さに期待、逆に後者は若さは無いですが、最内枠の利と、D.バルジューの力で来ないでしょうか?

アジュディミツオーは「中央のダート相性に疑問&逃げの勝利は困難」ということで次点までとします。馬連予想は次の6点でいきます。

使用ポイント:31,000 HP・残りポイント:69,000 HP
1-93,000 HP
8-95,000 HP
9-1410,000 HP
9-155,000 HP
8-145,000 HP
14-153,000 HP

な、今年の「ポイント」の単位はHP(ヒットポイント)なのか?

玄澄(げんちょう):「そうだ。Kogaよ、2006年はお前の(ヒットポイント)を賭ける戦いになる。つまり、マイナスになれば…」

当てればいいんでしょ?当てれば!

玄澄(げんちょう):「それはどうかな?フェブラリーSでは過去4年、2着馬を全く当てられていないお前に勝機でも?私の予想は―――大会半ばしてメダルが無い日本は『金』には無縁!ということでKoga推奨のシー『キン』グザダイヤ『カネ』ヒキリを切らせてもらう。馬連BOX 2-5-7-8-12(10点)で多少穴狙いで行ってみよう。」

中途にトリノが出てくるんだな…。



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砂上の衝撃!

-競馬GI予想2006・第23回フェブラリーS結果・○−◎ 的中-


着順馬番馬名Kogaマーク予想
114カネヒキリ
29シーキングザダイヤ
33ユートピア 

正解:馬連 9-14 6.6倍
1-93,000 HP→0 HP
8-95,000 HP→0 HP
9-14 10,000 HP→66,000 HP
9-155,000 HP→0 HP
8-145,000 HP→0 HP
14-153,000 HP→0 HP
残り:135,000 HP
回収率:110,0%

緊張のスタート。出遅れを危惧されていたカネヒキリは最高のスタートを切り、外めの中団に位置。弱点を克服したこの時点で、レースの行方は決まっていたのかもしれません。

昨年の覇者・メイショウボーラーとそれに絡んでいくトウショウギア。2頭と離れて追走するユートピアシーキングザダイヤ。その後方でじっくりと牙を研ぐ、カネヒキリと武豊。直線に出るや否や、昨年以上の成長した走りを見せてくれました。危なげだった3ヶ月前とは一線を画す横綱相撲。先に飛び出したシーキングザダイヤユートピアもあっさり捕らえ、最後は3馬身突き放してのゴール。「砂のディープインパクト」に相応しい強さを見せてもらいました。

シーキングザダイヤが2着に粘り(これで7度目のGI2着…)、2006年度初戦を幸先いい的中で飾ることができました。来月の高松宮記念もがんばります。

何と、ダートGIは初的中です。シーキングがユートピアに交わされなかったのが何よりでした。

よっしゃー!荒川静香金メダル!会心の演技だったぜ!

玄澄(げんちょう):「おーい、何ドサクサに紛れてこっそり携帯テレビでトリノ見てるんだよ!それに競馬予想コーナーの真っ最中だ!一見会心の的中に見えるが、ガチガチの1番人気―2番人気の組み合わせ。それに、本音は…裏は取ってあるんだぜ。」

そ、そのテープは!

――ーザー、ザー…3連単買うなら9→8→1だね。外人トリオでフィニッシュさ。一応、カネヒキリは考えとく。買うかもしれないし、買わないかもしれない。そうそう、3番のユートピアは絶対無い!これが来たら―――…ザーザーピーッ…―――『コークスクリュー720』でも何でもやってやるさ!




玄澄(げんちょう):「天竺(てんじく)とは正に、西方の国の"ユートピア"。その名を持つ馬を『消し』とは許すまじ!さて、この先を進むと『崖』があるようだ。出でよ悟空(ごそら)!

悟空(ごそら):「ウッキーッ!俺様は聖天大聖・孫悟空(そんごそら)!『来ない』のが普通の人気薄の馬を『来ない』と言ってそれが来てしまうなんて、世界探してもKoga、てめえくらいのもんだよ!さあ、天国に行きてぇか、地獄に行きてぇか?

て…天国?

悟空(ごそら):「よーし、この先の崖から放り投げて、天国一直線だー!ウッキーッ!

ま、待っ―――うわー、『天然コークスクリュー720』炸裂ー!それどころか1000回転でも10000回転でも安藤美●だって真っ青ー!ぐへっ。次、行ってみよー。


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