ぎゃぼー!

-競馬GI予想2006・第67回菊花賞(10/22 京都 芝 3,000m)-

予想 結果
秋華賞予想で芸術的なタテ目敗北を喫したKogaは
機関銃で散り散りにされてしまった!
しかし、そのおかげで敵の目をかいくぐり、ドアの隙間から先に進むことができた!
第三の難関はあの男が―――?!

玄澄(げんちょう):「ほう、ほどよく粉々になってるなぁ。前の部屋の 凪砂(なぎさ) に機関銃で粉々にされたのだろう。」

ああ。幽体だからこそ、粉々に生ってもこうやって活動できているわけだが。

玄澄:「俺様の罰ゲームは粉々で済むようなものじゃないぞ。この部屋に、とっておきを用意してあるのさ。」

ていうか、何かこの部屋…ものすごい臭いが…おい、部屋中ゴミだらけだ!ゴホゴホッ…ゴミ溜めか?くそ、この悪臭こそが罰ゲームなのか…

玄澄:「違うな。この部屋は見ての通り、ゴミ溜めだ。非常に汚い。だからこそ、この掃除機で掃除せねばならん。この掃除機は凄いぞ。どんな大量のゴミでも瞬時にして吸い取ってしまう。空気中のホコリだってあっという間に綺麗にしてくれる。」

ホコリも…ということは、まさか!

玄澄:「そう、粉々になった今のお前なら、この掃除機で残らず吸い取れる。」

やめろ、やめてくれー!

玄澄:「何、菊花賞予想で俺様に勝てば良いだけだ。バックミュージックは、クラシック最終戦・菊花賞に相応しく、『クラシック』で行こう。ベートヴェン・ピアノソナタ第8番『悲愴』!」

ぎゃぼー!悲しくなる!涙が止まらない!

馬番馬名馬齢騎手予想
1 (父)トーホウアラン牡3藤田伸二×
2 ミストラルクルーズ牡3池添謙一
3 シルククルセイダー牡3秋山真一郎 
4 タガノマーシャル牡3和田竜二 
5 アドマイヤメイン牡3武豊 
6 (父)ネヴァブション牡3石橋脩 
7 マルカシェンク牡3福永祐一
8 (父)マンノレーシング牡3小牧太 
9 (父)インテレット牡3藤岡佑介 
10 (市)フサイチジャンク牡3岩田康誠 
11 トーセンシャナオー牡3L.イネス 
12 メイショウサムソン牡3石橋守
13 (父)ドリームパスポート牡3横山典弘
14 (父)アペリティフ牡3安藤勝己 
15 アクシオン牡3田中勝春 
16 (父)トウショウシロッコ牡3柴田善臣 
17 パッシングマーク牡3後藤浩輝 
18 ソングオブウインド牡3吉田隼人 

メイショウサムソンにとっては三冠のかかった舞台。しかし、昨年のディープインパクトと違い、圧倒的な差があるわけではありません。フルゲート18頭、どの馬にも菊花賞を制するチャンスがあると思います。年によって傾向はバラバラですが、休み明けは不利、枠は10〜18番枠よりやや1〜9番枠が有利な傾向にあるようです。メイショウサムソンドリームパスポートが共に10番より外の方に入っているので、穴馬は1〜9番の中にいるかもしれません。

やはり二年連続の三冠に期待したいです。◎:メイショウサムソン。前走はかかりっぱなしで不安な内容でしたが、1度使って落ち着きが出てくると思います。血統はメンバーの中でも1,2を争うくらい長距離向き。一旦は絶対先頭に立てるはず。前走のように豪脚の前に差しきられる可能性はありますが、その時は…仕方ないかなと思います。○:ドリームパスポート。内心、メイショウサムソンを倒せるのはこの馬しかいないと思います。血統から3,000mの距離を心配されていますが、1,200m〜2,400m、どの距離でも同じパフォーマンスを見せてきています。以前短距離血統で菊花賞で勝ち負けしたメガスターダムのように、血を越えた力を持っていると思います。

▲:マルカシェンク。休み明けの叩き台・毎日王冠は4着でしたが、1度叩いた効果は確実にあると思います。メイショウサムソンと同厩舎の馬。僚馬の偉業を阻止してしまうという皮肉な結果になる…そんな気がします。騎手が長距離向きで無いのと、この馬距離不安の危険があるのが怖いですが…。△:ミストラルクルーズ。今までそれほどの惨敗が無いこと。強い馬と戦い続けてそれなりの成績を残していること。短距離より長距離で成績が良い傾向にあること。関東でしか走っていないため関西でどうかは分かりませんが、輸送がうまく行ったならおもしろい存在だと思います。×:トーホウアラン。京都巧者に長距離血統。穴人気しそうな要素を抱えていますが、実際に菊花賞ではそういう馬が穴を開けることもしばしば。ダービー9着からの休み明けを嫌って、この評価です。

ダービー2着馬は出世すると言われていますが、それが菊花賞である例は最近少ないです。アドマイヤメインは逃げ以外では今ひとつのパフォーマンス。ここでは切りです。古馬になってからの活躍に期待しましょう。

使用ポイント:500,000 HP・残りポイント-198,000 HP
1-1250,000 HP
2-1280,000 HP
7-12100,000 HP
12-13150,000 HP
2-1350,000 HP
7-1370,000 HP

玄澄:「おお…うおぉ、ついに、ついにHPがマイナスになりやがったな。フハ、フハハ…HPマイナスになったら、お前の本体を取り戻すなんて言ってられないぜ。幽体離脱などじゃ済まない、地獄行きの刑だ!」

あ、そういうことだったのか!いや、当てればいいだけの話だ!

玄澄:「お前、菊花賞は4年連続外しているじゃないか!諦めるんだな。俺は三冠阻止に賭けるぜ。18 ソングオブウインドから馬連総流し(17点)!風に乗せて、『歌うように』、この部屋の悪臭をKogaに浴びせてやる!フゥー!

おえっぷ!ゴホゴホ…




無敗の三冠馬ディープインパクトとは対照的な、叩き上げの馬・メイショウサムソンが2年連続の三冠チャンスに挑みます。瀬戸口厩舎にとっては3年前ネオユニヴァースで逃した三冠。来年2月定年を迎える立場で、最後の最後に雪辱を晴らす機会がやってきました。三冠の大偉業は達成されるのでしょうか。

皐月賞、ダービーと涙を呑んだドリームパスポート。皐月賞のときはアドマイヤムーンキャプテンベガに続く、松田博資厩舎の3番手だったのが、実力で自身の評価を変えました。今や三冠阻止の一番手。今まで、自身を破った馬にGI馬という夢を叶え続けてきました。今度は自身の夢をかなえる番です。

そして、アドマイヤメインマルカシェンクフサイチジャンクを始めとして、実績馬、素質馬、良血馬、上がり馬、etc・・・




昨年の「1対15」とは違い、18頭の群雄割拠。三冠物語の最終章の行方は―――



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――風が運んでいった三冠の夢――

-競馬GI予想2006・第67回菊花賞結果・大はずれ -


着順馬番馬名Kogaマーク予想
118ソングオブウインド 
213ドリームパスポート
35アドマイヤメイン 

正解:馬連 13-18 64.8倍
1-1250,000 HP→0 HP
2-1280,000 HP→0 HP
7-12100,000 HP→0 HP
12-13150,000 HP→0 HP
2-1350,000 HP→0 HP
7-1370,000 HP→0 HP
残り:-198,000 HP
回収率:232.3%

スタートから向こう正面、アドマイヤメインの大逃げ―――昨年のアドマイヤジャパンを思わせる展開。グングン後続と開く差。メイショウサムソンドリームパスポートマルカシェンクらといった他の馬たちを置いて、GIで何度も繰り返された逃げ込み態勢に入ります。

直線、メイショウサムソンアドマイヤメインの差は依然5馬身。石橋JKがいくら追っても詰まらない差。逆に、外からドリームパスポートの猛追。さらにその外から染め分け帽ソングオブウインド。レコード決着の勝者は、ソングオブウインドドリームパスポートは2着。メイショウサムソンアドマイヤメインに追いつくこともできず、4着。瀬戸口厩舎の三冠の最後の夢は…儚く散りました。ソングオブウインド―――故・エルコンドルパサー産駒にとっては父が挑めなかったクラシック制覇へのラストチャンス。最後に大きな勲章を手にしました。

前との距離が開きすぎたのか。あるいは距離適正が出たのか。メイショウサムソンにとっては厳しい展開になってしまいました。三冠の重圧から解き放たれた今、今度は古馬相手のレースでディープインパクトを筆頭とした相手にどういうレースを見せるか、楽しみにすることとしましょう。

穴馬としてセントライト記念3着馬に目をつけて内心ほくそ笑んでいましたが…来たのは神戸新聞杯の3着馬。思い返せばメイショウサムソンら一線級とやり合っている方が強いに決まっていますね。「ひょっとして外枠不利」というのが余計な考えでした。下半期に入ってから、波に乗れません。




メイショウサムソンにとっては、勝ち時計の速さも災いしたかもしれません。三冠を取ることの厳しさを思い知らされます。

玄澄(げんちょう):「おお、やはりソングオブウインドが『歌うように』飛んできたではないか!17点に対し、64倍の払い戻し!儲けた儲けた!おや、そこの君はどうだったのかな?」

くそっ、本体を取り戻せぬままここで終わるのか…

玄澄:「そうか、そんなに本体に戻りたいなら、ここにあるよ。電人・ハル様が自分の体として使おうとしたけど、飽きちゃったみたい。だから、うん、返すよ。」

何?あ、本当だ!ゴミの山に埋もれてたなんて!よっしゃー!戻る戻る!それっ!戻った戻った!これでKogaは完全復活だー!

玄澄:「いやあ、良かった。じゃ、それはそれで罰ゲームね。

え?その掃除機は…まさか!

玄澄:「掃除機よ!元に戻ったKogaを本体ごと吸い込めー!

(ブオオオオオオオオ…ゴオオオオオオ!)

ぎゃぼー!うわぁ、掃除機の中で本体ごと粉々…意識が薄れるぅ…




− 天皇賞(秋)へ続く −

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