むぐぐ…どこかには流れ着いたみたいだけど、ボトルから出られない！

玄澄(げんちょう)：「いいザマだな、Kogaよ。」

玄澄！

玄澄：「俺の居ぬ間に復活したようだが、残念ながら束の間の復活ということになる。おまえにトドメを刺す最終兵器を手に入れたからな。」

最終兵器だと？む、その手に持っているものは、まさか…

玄澄：「そう、『w●iリモコン』。但しこれは対人兵器として改造したものだが。こんなふうに使うのだ。それ！」

(ブンッ！)

(ガシャーン！)

おお、ボトルが割れて自由になった！助かったぜ！

玄澄：「フン、本当に見せたいのはこれだ！この痛みを直に味わってもらおうと思ってな。」

(ブンッ！ブンッ！)

ぎゃ〜っ！い、痛い痛い！素振りしただけで斬られるとは！

玄澄：「そう、遠隔操作で何でも斬れてしまう。今度は『突き』だ！ほれほれほれ。」

(ブオッ！ブオッ！ブオッ！)

ごほっ！ぐほっ！げほっ！くそ、競馬予想の前に力尽きてたまるか！やられる前に速攻で予想してやる！

改修された阪神コースと違い、中山マイルは外枠不利継続中。過去の上位入線も1〜5枠の馬が多いことからもその傾向は顕著です。あと、先行有利が基本のレースなので、前に行きそうな(行けそうな)馬を上位評価に選びます。あと、秋ＧＩで1度も万馬券が出ていないのが気になります。多少穴狙いで行きたいと思います。

◎：フライングアップル。今回の出走馬でマイルより長い距離を勝っているのはオースミダイドウとこの馬だけ。枠に恵まれたことと、この馬は福島で坂も経験しています。名前が微妙に気になりますが、本命です。○：アドマイヤホクト。2戦2勝で未知の魅力。血統からしてマイルはギリギリの可能性もありますが、1,400mでの勝ち方が良いので、この時期ならポテンシャルでこなしてしまう可能性もあると思います。鞍上は横山典。連は狙えます。▲：オースミダイドウ。逃げて勝ち、差して勝ち、しかもペリエ騎乗の3戦3勝馬を消すわけには行きません。ただ、デイリー杯経由の馬はこのＧＩで相性が悪い傾向にあるのと、以前ペリエがこのレースでメイショウボーラー、マイネルモルゲンで先行して負けていることが気になります。似たようなパターンになりそうで…。△：アロマンシェス。中央入りしてから勝ちはありませんが、今回、最も不気味な存在だと思っています。レースを重ねるごとに相手が強くなっているのに、差が徐々に詰まっていること。前走、京王杯3着でしたが、前の2騎は共に早熟傾向にあるマイネルの馬。枠も内目の絶好の位置で、鞍上は今年スプリンターズSで最低人気で来た勝浦JK。荒れるとすれば…この馬が絡んできそうで怖いです。×：ドリームジャーニー。中山1,600mのオープンを勝っているのは好材料。今の蛯名JKは今ひとつ当てに出来ないので、抑え評価です。

マイネルレーニアは右回り不安、マイネルサニベルは距離不安、マイネルシーガルは追い込みが不安、マイネルフォーグは外枠不安。不安な材料を抱えたマイネル4騎は全て切りました。以前にもマイネルの馬が大挙してGIに出てきたことがあった気がしますが…そのときも見る影も無く全滅した気がします。馬連は次の6点です。

玄澄：「悪あがきだな、Kogaよ。ちなみに『w●iリモコン』ではこういうこともできる。外部接続コネクタをリモコンに接続して…必殺・ヌンチャクスタイルだ！結果は分かりきっている。ならば、レースの前にKogaにトドメと行こうかな。あちょー！」

(ヒュンヒュンヒュンヒュン！)

ぐぞがあっ！また素振りだけで！どうしてこんなことができるんだ！

玄澄：「この『w●iリモコン』には人間認識センサが仕込んである。発見した人間に対し、リモコンを動かしたときの衝撃を伝える仕組みになっているのだ。そして、その衝撃はリモコンに近づくにつれ、大きくなる。つまり、このリモコンをお前に当てると、距離がゼロになって、どうなるかな？」

リモコンに当たる前に、予想を当ててやる！

かつて朝日杯を制したグラスワンダー、アドマイヤコジーン。そしてスペシャルウィーク、タニノギムレット、ジャングルポケット、キングヘイロー、ゼンノエルシド、ダイタクリーヴァ―――数年前の競馬を風靡した名馬の子供達の競演、朝日杯フューチュリティステークス。次代の主役を担うのはどの馬なのでしょうか。

末脚一閃！デイリー杯組の上位2頭、ローレルゲレイロとオースミダイドウの叩き合いと思われた直線。大外を最後方から一気に駆け抜け、2歳王者の座を手にしたのは、ドリームジャーニー。国内のＧＩ2着にもがき続けたステイゴールドの産駒。次世代の息子が、国内ＧＩ勝ちの悲願を達成しました。

外枠がごっそり切れる、傾向は割とはっきりしたレースなのに、今年もまたローレルゲレイロの2着に泣きました。昨年のスーパーホーネットといい、来そうな馬をなぜか1頭軽視してしまって失敗…というケースが続きます。もっとも、軸馬が絶不調、◎が4着、○に至っては最下位とダメダメだったので、ええ、完敗です。

ある意味、今年の競馬ＧＩ予想はここで終了、と言えるかもしれません。有馬記念は…過去5年、相性は最悪クラスのレース。やはりディープインパクトの取捨が鍵になると思いますが、僕が本命に推せば負け、推さなければ圧勝する…気がします。イブの日、奇跡は起こるのでしょうか。

玄澄(げんちょう)：「おめでとう。レースに的中しなかった代わりに、『w●iリモコン』的中権をプレゼントしよう。それっ、ビュンビュン」

(ブチッ！『w●iリモコン』のストラップが切れた！)

ひいっ、こちらに飛ん―――うひゃ…

(ゴオオオオオオオオオ！)

玄澄：「さすがは遠隔攻撃兵器・『w●iリモコン』だ。そして近距離への攻撃はさらに効果絶大！Kogaを跡形も無く消し飛ばしたぜ。と言いつつ、Kogaよ、そこにいるんだろ？」

…バレたか。おかげでまたもや、強制『幽体離脱〜』だがな。

玄澄：「性懲りも無くHPをマイナスにするのが悪いのさ。しかし、そろそろ罰ゲームもやりつくした感じだな。」

え、ということは、これで外すたびに罰ゲームってのは無くなる？

玄澄：「いや、そういうわけにもいかんのだが。昔からお前の予想力は変わらんな。5年前の朝日杯、俺がアドマイヤドンとファストタテヤマのワイド1点で勝負した頃、そして4年前、お前がエイシンチャンプ、サクラプレジデント消しの『消し馬ワンツー』を決めてくれた頃から、一向に成長しない。むしろ低下しているとも言える。ていうか、さっさと地獄に旅立って来い！」

う、うわぁああぁ…

玄澄：「…ちっ、俺としたことが朝日杯の予想を出し忘れるとは。ローレルゲレイロとアドマイヤヘッドのワイド1点…アドマイヤヘッドだと。全然かすりもしてねぇ。まるで俺がリバースゴッドだな。ん？ごぼっ！血…？ち、ちくしょう。意識が薄れる…！」

(ドサッ)