この大一番を見ないで何を見る!?

-競馬GI予想2006・第51回有馬記念(12/24 中山 芝 2,500m)-

予想 結果

オーストラリア・メルボルンCで偉業を成し遂げた菊花賞馬。

3着を外さない堅実な走り。自身を負かした馬にGI切符を与える、夢への使者。

全ては優先出走権獲得から始まった。マイナーから今やメジャーにのし上がった皐月賞馬。

激しい気性は牡馬にも打ち勝つ。気まぐれなグランプリホース。

雑草血統、3度目の有馬挑戦。地方馬のBIG TIMEは起こるのか?

春の二冠馬、秋は不調ながら、2戦2勝の中山で復活なるか。




そして―――

2004年12月の新馬戦から衝撃を見せ続けてきたサラブレッドの

ラスト・フライト。




若駒S、弥生賞、皐月賞、ダービー、神戸新聞杯、菊花賞。

阪神大賞典、天皇賞(春)、宝塚記念、ジャパンカップ―――

輝かしい戦跡に有馬記念のタイトルを加えて

有終の美を飾ることができるでしょうか。




皐月賞馬3頭、ダービー馬2頭、菊花賞馬2頭、グランプリホース2頭。

天皇賞春秋、マイルCS、秋華賞、エリザベス女王杯、ジャパンカップ。

これに海外GI・シンガポール国際C、オーストラリア・メルボルンCが加わり

出走馬のGIタイトル総数は、2002年のそれをも上回る、最多の17。

そこに足りないのは、究極のGIタイトル・有馬記念。

それでは、予想します。




馬番馬名馬齢騎手予想
1 ポップロック牡5O.ペリエ
2 (父)デルタブルース牡5岩田康成 
3 (父)ドリームパスポート牡3内田博幸×
4 (市)ディープインパクト牡4武豊
5 ダイワメジャー牡5安藤勝己 
6 スイープトウショウ牝5池添謙一 
7 [地]コスモバルク牡5五十嵐冬樹 
8 メイショウサムソン牡3石橋守
9 トウショウナイト牡5武士沢友治 
10 アドマイヤメイン牡3柴田善臣
11 スウィフトカレント牡5横山典弘 
12 (父)アドマイヤフジ牡4武幸四郎 
13 (父)ウインジェネラーレ牡6蛯名正義 
14 トーセンシャナオー牡3勝浦正樹 

66.7%。過去3回の中山での競馬から単純に考えて、ディープインパクトが凡走する確率です。辛勝の弥生賞。そして初の敗北を喫した昨年の有馬記念。「跳んだ」のは皐月賞のみ。中山の舞台が合わない可能性は高いと思います。しかし―――単純なデータだけでは図れないのが有馬記念。人気薄の馬による謎の激走もしばしば。今年の有馬では何が起こるのでしょうか。

結論です。○:ディープインパクト。今回はあえて対抗として指名します。力は断然ですが、とにかく中山が苦手だと思います。かつて、1999年の菊花賞馬ナリタトップロードも中山を苦手にしていました。9馬身差をつけて勝つ可能性から、鼻差の2着に敗れる可能性、そしてまさかの3着に敗れる可能性まで考えたいと思います。心の奥ではもちろん有終の美を飾って欲しいと思いますが、ジャパンカップでわずかに衰えが合ったように見えました。ここは圧倒的な存在では無いと思います。

▲:ポップロック。オーストラリア挑戦組のうち、メルボルンCを勝利したデルタブルースではなく、こちらを指名します。日本で4連勝で目黒記念を制覇。オーストラリア緒戦は7着に敗れるものの、これは不利を受けた結果。鞍上のO.ペリエは過去2回、1番枠で有馬記念を制覇しています。そのマジック炸裂に期待したいと思います。

△:アドマイヤメイン。宣言どおりの大逃げに期待したいと思います。今年の3歳世代はここまで古馬混合GI2勝。相当強い世代だと思います。そんな世代の逃げ馬、ディープインパクトが捕まえられない可能性も期待したいと思います。

×:ドリームパスポート。堅実な走りを続けるこの馬もそろそろ疲れが出てくるかもしれません。鞍上の内田JKも中央GIは未勝利。ここでは抑えとします。




そして、本命ですが、もしディープインパクトが敗北したときに、最も皆が納得する馬はどの馬か…。この秋、不振が続きましたが、本質は叩き良化型。二冠馬◎:メイショウサムソンが勝つのが最も美しい結果なのではないでしょうか。皐月賞を取らせてもらった恩も込めて、本命にしたいと思います。来年の競馬で主役として活躍することを期待します!

ダイワメジャーコスモバルクスイープトウショウあたりはもちろんですが、正直、勝ち目の無い馬が殆どいない気がします。外枠のウインジェネラーレは格下ながら中山巧者、トーセンシャナオーも、鞍上はこの秋、中山で2回も大穴を開けた勝浦JK。予想は最初にあげた5頭で決まりですが、物凄い結果が待っている可能性も否定できません。何かしら、5頭以外の馬券は買うでしょうね。

馬連は次の6点です。過去、相性最悪の有馬ですが、今年こそ当てたいです!

使用ポイント:6,000,000 HP・残りポイント-6,458,000 HP
1-81,000,000 HP
3-81,000,000 HP
4-81,500,000 HP
8-101,000,000 HP
1-41,000,000 HP
4-10500,000 HP

否応無しに、ディープインパクトが入る、4番ゲートを中心として51回目の冬のグランプリは動きます。その圧倒的な強さが中山の舞台で弾けるのか、それとも、他世代のベテラン5歳・6歳馬、ホープ3歳馬がディープインパクトを打ち破り、新たな時代の到来を主張するのか。

クリスマス・イブ。どんな奇跡が待っているのでしょうか。



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貴方から貰う、最後の夢。

貴方から貰う、最後の勇気。

そして、貴方に送る、最後の祈り。

最後のレースは、スタートからゴールまでディープインパクトでした。

スタートから3、4コーナー、1週目の直線。後方3番手からの横綱競馬。

1、2コーナー、向こう上面のバックスストレッチ。

残り600mから悠々と動き出すディープインパクト

最後の衝撃の始まりでした。




ここまでGIで好勝負を続けてきた、現役最強クラスの馬たち…

アドマイヤメインの果敢な大逃げを、

そして、世代を代表する馬たち―――

ダイワメジャーメイショウサムソンの先行力をも、

ポップロックドリームパスポートの差しをも、

スイープトウショウの後方からのマークをも―――




ものともしない、いつものディープインパクトの競馬。

2度目の3、4コーナーで軽々と先頭に並びかけ

直線はもう力が違いました。

他のGIなら十分通用するはずの馬たちを置き去りにする「飛ぶ」走り。

これが出ればもうあとは突き放すだけ。

最後にして、最大の衝撃。

悠々と先頭で、有馬記念のゴールに飛び込みました。




昨年の有馬記念で「飛ばなかった」ディープインパクト

あれは一体何だったのだろうか、と思わせるくらいの完勝劇。

ジャパンカップのとき、一種の衰えを感じた自分の目が曇っていました。

○−▲で予想的中とはいえ、これだけの馬に◎を打たなかったてのは…

一度はやってみたいと思っていましたが、

そのチャンスは昨年の有馬でしたね。

ただ、過去相性最悪のレースを的中できた、そのことだけは褒めたいです。




シンボリルドルフテイエムオペラオーに並ぶ、最多タイの中央GI7勝目。

来年、おそらくはそれを上回る「GI・8勝目」を手にすることが彼ならできると思います。

しかし、そんな絶頂期にある今

彼はターフを去ることとなりました。

競馬という世界の事情を考慮すると

スペシャルウィークがそうだったように、彼にとっても今が引き際なのかもしれません。

やがてターフに降り立つであろう、彼の子供達が

GI8勝の夢、そして凱旋門賞制覇の夢を引き継ぐことに期待して

一旦、夢から醒めるときが来たのかもしれません。




そして、今回敗れた馬たちは

2007年以降の日本競馬を担うことになります。

一強時代から、再び戦国時代へ。

どのような物語が生まれるのでしょうか。楽しみです。




最後の衝撃―――Seventh Impact!

-競馬GI予想2006・第51回有馬記念結果・○−▲ 的中 -

着順馬番馬名Kogaマーク予想
14 ディープインパクト
21ポップロック
35ダイワメジャー 

正解:馬連 1-4 10.7倍
1-81,000,000 HP→0 HP
3-81,000,000 HP→0 HP
4-81,500,000 HP→0 HP
8-101,000,000 HP→0 HP
1-4 1,000,000 HP→10,700,000 HP
4-10500,000 HP→0 HP
残り:4,242,000 HP
回収率:181.8%


2006年は、過去相性最悪クラスのオークス、そして有馬を的中でき、充実した1年になりました。来年はコーナーもリニューアルされますが、この際にはぜひ、天皇賞初的中を狙いたいと思います。




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