絶好調なり〜!

-競馬GI予想2006・第66回桜花賞(4/9 阪神 芝 1,600m)-

予想 結果

咲姫(さき):「ねえ、舞衣(まい)?桜見に行く途中でこんなの拾ったんだけど。」

舞衣(まい):「あら、何でしょうこれは。お経?」

そうだよ、お経だよ!運よく私を拾いし者よ。助けてください!助けてください!

咲姫(さき):「うっわ、お経がしゃべった!きもちわるーっ!とりゃーっ!いやあ、150km/hは出たね、今日も絶好調なり〜!」

投げるな、痛ーっ、桜の木に激突ーっ!




…そういうわけで、私Kogaは今や「お経」の身。

咲姫(さき):「ふーん、アンタが噂のKogaか。あのヘタッピ競馬予想で有名な。」

き、貴様!なぜそのことを!

咲姫(さき):「アンタ、凪砂(なぎさ)さんと仄果(ほのか)さんは知ってるよね。そう、昨年末の有馬記念で解散した『プリースト・キュレート』の二人。あたしは『プリースト・キュレート』を継ぐ者の一人、『花』を司る咲姫(さき)!!好きな馬はニシノフラワー!」

舞衣(まい):「そして私は『翼』を司る舞衣(まい)。その名の通り、好きなレースは『マイ』ル戦(1,600m)です。そう、牝馬クラシック第一弾、桜花賞もまた、1,600m。」

咲姫(さき):「ということで、桜花賞予想で勝負なり〜!」

「お経」の意地、見せてやりますよ!

馬番馬名馬齢騎手予想
1 (市)ユメノオーラ牝3渡辺薫彦 
2 (父)アサヒライジング牝3柴田善臣 
3 (父)ラッシュライフ牝3四位洋文 
4 (市)ダイワパッション牝3長谷川浩大 
5 (市)テイエムプリキュア牝3熊沢重文
6 (父)グレイスティアラ牝3田中勝春 
7 エイシンアモーレ牝3福永祐一 
8 (市)アドマイヤキッス牝3武豊 
9 アイアムエンジェル牝3柴山雄一 
10 アルーリングボイス牝3M.デムーロ×
11 ウエスタンビーナス牝3藤田伸二 
12 (父)コイウタ牝3横山典弘
13 (父)(市)ミッキーコマンド牝3石橋守 
14 (父)(市)キストゥヘヴン牝3安藤勝己
15 (父)ウインシンシア牝3秋山真一郎 
16 シェルズレイ牝3岩田康誠
17 (市)フサイチパンドラ牝3角田晃一 
18 (父)タッチザピーク牝3柴原央明 

このレースで毎年注目されるのが、阪神JF経験組と、阪神JFを使っていない「新戦力」の対決。今年は後者に特徴があって、「昨年の夏にデビューして活躍、何らかの理由で(阪神JFをパスして)休養を挟み、ここに間に合わせた」馬が何頭かいます。こういう馬は「本当に今がピークなのか?」と疑ってしまい、いいイメージが無いので、今回はバッサリと切ってみたいと思います。毎年見かける、年の暮れ〜年明けにデビュー組した上がり馬は、フラワーC勝ちのキストゥヘヴン、チューリップ賞組のウインシンシアタッチザピークくらいでしょうか。これを踏まえて考えてみたいと思います。

毎年惨敗の多い関東馬、今年は魅かれる馬が多いですが、本命はやっぱり関西馬から。◎:テイエムプリキュア。最も順調に来ているといえばこの馬だと思います。調教でも熊沢JKとの相性抜群。そして何より、「時計がかかる」今の阪神の馬場はパワー型のこの馬向き。ヒシミラクルのようなイメージでしぶとく伸びてくると思います。○:シェルズレイ。調教は動いていないですが、阪神JF以外では強い競馬を続けているこの馬、雨が苦手だと思います(そもそも、追いきりも雨の中でのもの)。今回は晴れの公算大。本質は阪神向き、鞍上も含め、怖い1頭です。▲:キストゥヘヴン。年の暮れ〜年明けデビュー組の「上がり馬」で惨敗の無いのはこの馬だけ。7枠は相性の良い枠で、ここでも狙います。ある程度の位置につけることが条件になりますが。△:コイウタ。横山典JKとの相性がどうかというところですが、マイルの距離では相当強い馬だと思います。栗東に滞在して輸送のハンデをどこまで克服できるでしょうか。100%の競馬ができれば勝つチャンスもあると思います。×:アルーリングボイス。昨年は夏から4連勝。自在性を買われ、阪神JFでも1番人気に推されたほどの馬。今回、枠は絶好、(2006年に限っては)ローテーションも悪くありません。鞍上もM.デムーロ、早熟説もあるこの馬を強引に運んできて、まさかの一発があるかもしれません。今回は抑えます。

フィリーズレビュー勝ち、4連勝のダイワパッションも強いと思いますが、この時点でマイル以上の距離未経験は個人的には大きなマイナスなので、泣く泣く6番手評価とします。位置取りが最後方になりそうなアドマイヤキッス、今回は流れが向きません。突っ込んできても4着が関の山と睨んで切ります。馬連予想は次の6点でいきます。

使用ポイント:60,000 HP・残りポイント30,000 HP
5-1010,000 HP
5-1210,000 HP
5-1410,000 HP
5-1615,000 HP
12-165,000 HP
14-1610,000 HP

咲姫(さき):「あたしは、『花』を司るトライアル―――アネモネS、チューリップ賞、フラワーCの勝ち馬で一点勝負!2 アサヒライジング、8 アドマイヤキッス、14 キストゥヘヴンの3連複(1点)で勝負なり〜!」

舞衣(まい):「一筋縄では行きません。そこそこの配当にはなるでしょう。馬単1着流し 8→1,2,3,4,5,14,15,16,17,18 そして 4→1,2,3,5,8,14,15,16,17,18(合計20点)!多点買いで華麗に行きます。」

咲姫(さき):「もちろん、Kogaが負けたら罰ゲームなり〜!」

…やっぱり罰ゲームあるのね。ちなみに、ここだけの話、僕の本命馬、裏でこっそり買ってたりします?

咲姫(さき)・舞衣(まい):「当然!」




阪神JFと同コースながら、4ヶ月で「変身」する勢力図。各トライアルから名乗りを上げた、阪神JF経験組、新興勢力が混じりあった大混戦。名物の阪神芝マイルのスタート地点が使われるのもあと僅か。コース改修前最後の桜花賞は4月9日。仁川のウィナーズサークルに咲き誇るのは一体どの馬でしょうか?



戻る


―――桜の女神は、ベガの孫にKissをしました―――

-競馬GI予想2006・第66回桜花賞結果・ はずれ-


着順馬番馬名Kogaマーク予想
114キストゥヘヴン
28アドマイヤキッス 
312コイウタ

正解:馬連 8-14 15.5倍
5-1010,000 HP→0 HP
5-1210,000 HP→0 HP
5-1410,000 HP→0 HP
5-1615,000 HP→0 HP
12-165,000 HP→0 HP
14-1610,000 HP→0 HP
残り:30,000 HP
回収率:36,7%

直線の叩き合い。ここを勝つために栗東に滞在し、万全の調整を行ったコイウタ。1993年桜花賞馬ベガと同じスタッフで1番人気を背負って挑んだアドマイヤキッス。そして、そのベガの孫・キストゥヘヴン。3頭の戦いを制したのは外、安藤勝己JKが手綱を取ったキストゥヘヴンでした。2着にアドマイヤキッス、3着にコイウタ。この3頭は力を出し切ったものと言えます。

ベガに縁を持つアドマイヤキッス陣営にとっては、皮肉にもベガの孫に桜花賞制覇を阻まれる結果に。そして、安藤勝己JKは、11年前ライデンリーダーで取り逃した「忘れ物」を見つけるという結果、悲願の桜花賞制覇となりました。

―――2走ボケ確実と見ていたアドマイヤキッスが絡んだ時点で予想は敗北、桜花賞予想は5年目になりますが、軸馬が1度も連対しないジンクスは今年もまた繰り返されました。

スタートから追っつけぱなしで、もがくばかりだったテイエムプリキュアは8着。4コーナーで進出したものの外から被せられ沈んでいったフサイチパンドラは14着。内で4コーナーを回ったときにはすでに手ごたえの無かったダイワパッションは16着。今回、上位人気馬に「ジョーカー」が多かったように思えます。今回、桜花賞を断念した別路線で、明らかにオークス向きの馬もいるだけに、オークスではまた一波乱あるかもしれません。

追っかけ馬を信じた結果なので、悔いは無いです。せめて、アドマイヤキッスに○を打っていれば良かったのかもしれませんが。

咲姫(さき):「アサヒライジングが4着!惜しいなり〜!コイウタさえ3着に来なかったら、3連複1点で的中だったのに〜!コイウタはクイーンC1着だから、前哨戦1着の馬を狙えば良かったんだ〜!悔しいなり〜!」

舞衣(まい):「ドンマイ、ドンマイ!咲姫は頑張ったんだから。笑うが勝ち!で、どこぞの阿呆は何を本命にしていたわけ?言い訳できませんよ。」

い、いや、本命8着に惨敗したけどさ、そのほかの紐は全部それより上の着順に来てるわけだし。シェルズレイ5着、アルーリングボイス7着というわけで。桜花賞で選んだ馬全て8着以内って、4年ぶりだよ、こんなこと。

舞衣(まい):「また、わけの分からない言い訳を。大体、○を『チューリップ賞2着』のシェルズレイにしてたけど、そこを素直に『チューリップ賞1着』のアドマイヤキッスにしとけば『▲−○』で当たってたんじゃない?」

咲姫(さき):「あっ!本当だ〜!素直に行けば良かったのに〜!」

あーっ…あはははは…ははっ…いや、俺の目こそが正しいんだ!アドマイヤキッスが来るなんてありえないーっ!インチキだー!

舞衣(まい):「アコギな真似はおやめなさい!罰ゲームの時間です!」

咲姫(さき):「大地の精霊よ…」

舞衣(まい):「大空の精霊よ…」

な、何これ?

舞衣(まい):「今、プリースト・キュレートと共に!」

咲姫(さき):「奇跡の力を解き放て!」

咲姫(さき)・舞衣(まい):「ツインスト●ーム・スプラッシュ!!」

や、やめ…ウ、ウザイナァ〜ッ!




くそ、倒れてたまるか。今の技のショックで都合よく人間に戻れたし、来週こそ…

咲姫(さき):「もう虫の息じゃん。来週には力尽きそうなり〜。」

舞衣(まい):「そのうち、また会いましょう。」

− 皐月賞へ続く −

予想へ
戻る