玄澄(げんちょう)：「なんだ、あの巨大生物は。まさか、あれがKogaだというのか？」

そうだ。先週、慣れない万馬券を取って不安定な状態で攻撃を食らって、その反動で、貧乏を呼び込む神「コーガ・ボンビー」。となってしまった！ボンビー！

玄澄(げんちょう)：「Kogaよ、お前にふさわしい姿ではないか。もうお前は一生分の運を使い果たした。金輪際馬券が当たることはあるまい。」

ならば、玄澄よ、お前に俺のボンビー魂をぶつけるまでだ！ボンビー！

玄澄(げんちょう)：「な…何をする気だ？」

たとえばこんなのはどうだ？時空を遡って―――そうだな、玄澄、お前は鉄道会社を経営していたな。

玄澄(げんちょう)：「どこでその情報を！」

『コーガ・ボンビー』に知らぬことは無い！玄澄電鉄の金を使って「2005年マイルチャンピオンシップ」のデュランダルの単勝を1億円購入してやる！喜べ！

―――デュランダルは8着に敗れた！玄澄電鉄は1億円の損害を出してしまった！―――

玄澄(げんちょう)：「や、やめろー！」

さらに！「2005年天皇賞(秋)」のタップダンスシチーの単勝を2億円！「2005年秋華賞」のジェダイトの単勝を5億円！「2005年天皇賞(春)」のザッツザプレンティの単勝を10億円！「2005年桜花賞」のアンブロワーズの単勝を20億円！レッツボンビー！

―――タップダンスシチーは9着に敗れた！玄澄電鉄は2億円の損害を出してしまった！―――

―――ジェダイトは13着に敗れた！玄澄電鉄は5億円の損害を出してしまった！―――

―――ザッツザプレンティは10着に敗れた！玄澄電鉄は10億円の損害を出してしまった！―――

―――アンブロワーズは14着に敗れた！玄澄電鉄は20億円の損害を出してしまった！―――

玄澄(げんちょう)：「うわぁあ！37億円も被害が！この『コーガ・ボンビー』め。許さんぞ！『朝日杯フューチュリティS』で予想対決だ！俺をこんな目にあわせた後だ、お前が負けるか俺が当てれば、とっておきの罰ゲームが待っているぜ！」

かかってこい！ボンビー！…というわけで、コーナー初の3連勝目指して『朝日杯フューチュリティS』予想、行きます！

今年の牡馬レベルは全体的に高く、ハイレベルな1戦になりそうです。また、今年初年度産駒がデビューした新種牡馬が大活躍の年で、不確定要素も大きいです。しかし、今年は抜けている馬が本当に抜けているイメージ。枠順も比較的順当。不利な8枠に有力馬が入ったわけでもなく、よほどの紛れが無い限り荒れることは少ないかもしれません。

◎：ジャリスコライト。2戦2勝のこの馬から行きます。安田記念やマイルＣＳを勝ったアグネスデジタルの半弟だけに、おそらくはマイル向き。鞍上のＫ．デザーモは他の外国人JKに比べると不安定なイメージがありますが、ここを取りこぼすことは無いでしょう。悪くとも2着には来ると思います。○：ショウナンタキオン。本命馬に比べると後ろから行く馬のため本命には推しにくいですが、新潟2歳Sの強さは1頭だけ抜けていました。内枠不利が言われますが、田中勝JKは、3年前の朝日杯・サクラプレジデントで出遅れながら2着に来ている実績があり、このときも1枠2番。むしろ枠順は恵まれていると思います。▲：フサイチリシャール。多少外からの競馬はしんどいですが、前走、前々走と高いパフォーマンスの逃げは評価できます。今まで1,800m〜2,000mを使ってきていてるので、12番枠から多少長い距離を走らされてもこの馬にはプラスに働くと思います。△：ダイアモンドヘッド。デイリー杯でマルカシェンクに完敗している分、3強に比べ一枚落ちる気はします。しかし、新種牡馬の争いと見られている中、やっぱりサンデー産駒は強かった！みたいな結果があるかもしれません。中山1,600mだけに、最内は有利な枠。香港を蹴って朝日杯に臨む武豊JKのマジックが炸裂する可能性もあります。×：ディープエアー。出世レースの札幌2歳Sで2着。この馬も相当強いと思います。調教が今ひとつですが、血統的には中山1,600m向きで最後に抑えます。

阪神ＪＦが大荒れの年の朝日杯は堅く収まる傾向にあるので、今回はガチガチです。人気どころで飛びそうなのはデンシャミチくらいでしょう。初のコーナー3連勝目指して、馬連は次の6点でいきます。

玄澄(げんちょう)：「『コーガ・ボンビー』め、デンシャミチを消しやがったな。鉄道会社を経営する身としてデンシャミチは絶対に外せない！しかも『コーガ・ボンビー』が堅く行ったということは、荒れる要素有りだな。デンシャミチとダノンブリエのワイド1点で穴狙い！そして、ここで助っ人を呼ぶぞ！」

トレインマン：「電車つながりでｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!！2005宝塚記念に出てきたトレインマンでつよ！漏れは堅く、3連複軸2頭 7,12 から 2,5,6,8,9,14(6点)でｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!」

玄澄(げんちょう)：「これで万一堅い結果でも我々が勝てるぜ！」

トレインマン：「むしろ、そんな堅い馬連6点でKoga(コーガ・ボンビー)が外したら、晒しageてやるぜ　m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰｰｰｯ」

フン、それはどうかな？俺のボンビーパワーで3着に人気薄を連れてきてやる！ボンビー！

アグネスタキオン、クロフネ、ファンタスティックライト―――2000年〜2001年に日本、世界の競馬を風靡した馬の仔が、有力候補としてＧＩの舞台に登場。世代を超えた最強馬決定戦。勝利するのはどの馬なのでしょうか？朝日杯フューチュリティステークスは12月11日、中山競馬場にて！

強い馬は強い―――今回も大崩れする人気馬はいませんでした。しかし、各々の強さに若干のほころびはあったようです。各馬綺麗なスタート。レソナルが大きく先行。フサイチリシャールが2番手、ジャリスコライト、ダイアモンドヘッドがそれに続き、ショウナンタキオンらは後方から。予想された展開です。

4コーナーでレソナルを捕らえ、先頭に立つフサイチリシャール。ここからジャリスコライトも前に出て、一騎討ちの展開になると思いきや、伸びを欠くジャリスコライト代わりにフサイチリシャールに迫っていったのは、スーパーホーネット。内田JKを背に着実に脚を伸ばし、フサイチリシャールを追い詰めていきます。2馬身、1馬身…クビ差まで迫ったところがゴールでした。ジャリスコライトは3着、ショウナンタキオンは後ろからの競馬で、前の争いに加われず4着に敗れました。

フサイチリシャールは自身だけでなく、父クロフネ、母フサイチエアデール共に、松田国英厩舎の管理馬。世代を超え、父親の夢を繋ぐ、そして母親の果たせなかった夢を果たす今回のＧＩ制覇となりました。新馬を除いて4連勝。名実共に2歳最強馬の地位を確立しました。来年以降の活躍にも期待します。アグネスタキオン、クロフネ、ファンタスティックライトの新種牡馬対決は今回はクロフネに軍配。こちらの勝負も楽しみです。

穴狙いを捨て、確勝を期して盲目的に1番人気から行きましたが…スーパーホーネットが2着に食い込み、予想的中ならず。父親の血統(ロドリゴデリアーノ)と騎手(内田博幸JKはＧＩでは弱いイメージ)から、ここで好勝負は難しいと思っていましたが…むしろ、隣のダノンブリエを警戒していたくらいでした。そして、1番人気が連対する傾向を信じすぎ、ジャリスコライトを自信の本命にしましたが、思い返せばフサイチリシャールと比較して抜けているわけでもなく、「押し出された結果」の1番人気だったかもしれません。3連勝ならず。完敗です。

トレインマン：「ワーイ、12-5-7の3連複ゲトー！あれ？コーガ・ボンビーは外したの？あんだけ本命ガチガチで？ああ、マジだ！

こ、こんなはずはない！どうして1番人気が連を外すのねん！ボンビー！

玄澄(げんちょう)：「思い出すがいい。お前は『コーガ・ボンビー』すなわち貧乏神。そして競馬予想の逆神『リバースゴッド』。そのくせに2戦連続で的中なんて背丈に合わないことをするから、一生分の運を使い果たしたのだよ。」

トレインマン：「スーパーホーネットが5番人気の低評価を覆して2着に来たのも、『ここ10年で1番人気の連対が計8回』のジンクスを覆して1番人気ジャリスコライトが連を外したのも全てはコーガ・ボンビー、貴様の愚行ゆえのこと。」

ちくしょう、ちくしょおおおなのねん！ボンビー！こうなったら、俺の本気を見せてやろうではないか！サイコロを10個振って出た目の数だけ、玄澄電鉄の財産を捨ててやろう！ボンビー！サイコロを10個振ってと、合計の目は60！60億円を捨ててやるぜ！ボンビー！

玄澄(げんちょう)：「残念だったな。お前の『リバースゴッド』としてのパワーが復活した以上、その呪いは…」

トレインマン：「おまえ自身に降りかかる！ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!」

え？あれ？コーガ・ボンビーの力が俺から分離した！

＊：「俺様の力を使いこなすなど100年早い！俺こそが『コーガ・ボンビー』の力の正体！コガケーン・ボンビーだ！Kogaよ！お前の財産を吹き飛ばしてやるぜ！ボンビー！」

―――コガケーン・ボンビーはKogaの財産を吹き飛ばした！Koga電鉄は60億円の損害を出してしまった！―――

う、うわぁああああああ！

くそう、有馬記念で…有馬記念で取り返してやる！