「随筆・方丈古賀」は、行く河に流されまくって、もはや元に戻れそうに無い、はかない男・Kogaの書き殴り続けるエッセイ集です。
− 序 −
行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。中でも道頓堀の汚さといったら久しく衰えることなし。弐千三年、阪神タイガースが優勝したとき、道頓堀に飛び込むもの数知れず。おかげで弐千五年九月、今にも阪神が優勝しそうだというのに道頓堀飛び込み禁止で寂しいと思ふ。
私事ではあるが、建て替えで新しい住居が完成するまでの間、仮住まいでの生活を続けている。コンセントが部屋に3口しかなく、一度に使える電気機器が少なく、時にはコンセントの付け替えを余儀なくされる。仮住まいは築三十年になるが、今の時代これだけ建ち続ける住み家も珍しい気はする。密かに自分よりも人生の先輩である。いや、家生であったか。
人はどこから来てどこへ行くのであろう。どこに行けども人、人、人。通勤ラッシュの人ごみ。日曜日の三宮。阪神甲子園球場に集まる人たち。延長十二回まで試合があった翌日、会社や学校には行けているのだろうか?心配で夜も眠れず、自分が会社に遅刻してしまい、その様、いとはかなし。
同情するなら金をくれ。子役の頃から安達祐美のことは知っていた。「REX -恐竜物語-」の名前を出して分かる人は手をあげてほしい。ちょっとマイナーすぎたかも。「どんぐり」の「ぐ」が大きい、あのカレーのCMを知っている人も挙手してほしい。そんな彼女もおめでた婚。自分も年を取るわけだ。
季節はずれの残暑の中、再び随筆を書き始めました。全十編ほどの短編の予定です。短編ということで、テーマを一本化、「はかなさ」について書き綴っていく予定ですが、そこは私Kogaの気まぐれ、どうなるかは分かりません…。
壱 | −祝阪神優勝− |
弐 | −コカコーラ− |
参 | −ペーパードライバーの運転− |
四 | −古賀太夫の古賀日記− |
五 | −初回限定− |
六 | −使用許諾契約− |
七 | −スシ悔いネェ− |
八 | −もし×××にイン●ルが入っていたら− |
九 | −欲を求め続ける生き物− |
−跋− |