第百九十一段〜第二百段

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第百九十一段 「阪神タイガース優勝に寄せる雑文 其の一」

18年待ったこの瞬間。そうです!ついに…夢にまで見た…阪神タイガース優勝の瞬間が訪れました!もうさ、あまりの嬉しさに泣きそうです。

仕事の関係上、本日(9月15日)の阪神×広島戦を生で見ることは出来ませんでしたが、劇的なサヨナラ勝ち。正直、今日はダメかなと思っていたのに…見事にやってくれました。2対0で先行されるものの、沖原のタイムリーで反撃の狼煙を上げ、片岡の本塁打、最後は赤星のサヨナラヒット。最高ですか?最高だぁ!自分で自問自答しちゃうくらいに。

思えば、1985年。18年前の阪神の快進撃を見た頃から阪神タイガースのファンになっていました。野球に少しずつ興味を持ち、親の影響で阪神を応援するようになりました。そのときは、普段の阪神が弱いということがあまりよくわかっていませんでした。21年ぶりの優勝というのがどれだけ凄いのか、ということも。

翌年、1986年の3位を経て、1987年は最下位。翌年も…という感じで急速な低迷。優勝を知るメンバーも次々と抜け、この頃から阪神の応援を辞める、ということが増えてきたように思えます。そういや、1989年あたりはファミコンの「プロ野球 ファミリースタジアム(以下、ファミスタ)」シリーズを始めた頃で、実際のチーム強さがゲームにも反映されるため、ゲームで強い阪神を使いたい、という理由で応援していた時期もありました。もっとも、久々に強かった1992年になる頃には、ほとんどファミスタをやらなくなっていましたね。

その1992年、優勝を目の前にしながら大詰めに5連敗で失速、ヤクルトに首位を奪われてから、低迷を続けるばかりでした。5連敗、6連敗なんて当たり前。96年前後はもう何があったか覚えていません。記憶にあるのは…4月に「今年は阪神頑張れよ」と気合を入れ、5月には「あーあ、やっぱりいつもの阪神かよ!」と投げ出し、その後は知らん振り。でもたまに連勝とかした時には「おっ!」と阪神のニュースに注目していたんですよ!

非常にいい加減な、いち阪神ファンのまとまっていない雑文はまだ続きます。以下、次段


第百九十二段 「阪神タイガース優勝に寄せる雑文 其の二」

(其の一はこちら。)

4月にのみ阪神ファンをやって、見限った後は知らん振りといういい加減な応援の中、一度だけシーズン終盤に阪神に注目したことがありました。1998年、横浜との試合です。横浜の38年ぶりの優勝がかかった試合でした。この年も阪神は低迷を続け、このとき、自嘲気味に横浜を応援していたのを覚えています。もういいよ、勝たせてやれよ、って感じで。阪神戦で本気で相手チームを応援したのはこれが最初で最後かもしれません。そのかわり来年は見てろよ…とも思っていましたが。

この1998年からは4年連続最下位という偉業(?)も成し遂げました。このとき、99年から2001年までは野村監督の元、阪神再生をと頑張ってきていました。

99年なんかは前半調子良かったですが、夏前にはお約束の大失速。しかも、最終戦で最下位まで落ちてしまう落ちぶれ振り。2001年なんて、戦える選手がほとんどいない状況下。この年で印象に残っているのは、あまりに強大な戦力を持つジャイアンツ相手に健闘した井川と、最下位決定と引き換えにヤクルトの目の前での胴上げを阻止した、神宮での3連戦くらいです。どん底の中に光を求める日々でした。

昨年、(阪神にとって)もはや未踏の領域に近い、球団タイ記録の開幕7連勝を初め、4月と5月には圧倒的なパフォーマンスを見せました。しかし…優勝確率80%と言われながら、6月に失速。結局優勝したのは憎き(阪神ファンのお約束ですな)ジャイアンツ。故障者続出の悲惨な状況の中、結局Aクラスを確保できずに4位でした。ワールドカップに浮気していた我々、ていうか自分にも責任があるのかなと思いつつ、士気を落としていくチームを呆然と追いつづけていました。そして、この年は甲子園での戦績が悪かったのも印象に残っています。ファンがチームをダメにしてるのじゃないってくらいに。

…ねえ。これだけ耐えたんです!なんと言われようと、いいでしょ!今年くらいは!本当に強かった!特に、甲子園での勝負強さ!本日のサヨナラ勝ちもそうです。ファンの応援が確実に阪神ナインに力を与えていたと思います。

ここからは…今年の阪神を語りまくっちゃいます!以下、次段


第百九十三段 「阪神タイガース優勝に寄せる雑文 其の三」

(其の二はこちら。)

2003年。

勝ちたいんやっ!

の合言葉と共に、突き進んできました。開幕戦は横浜に敗れました。そして、巨人との1回戦では9回裏ツーアウトランナー無しから7点差を追いつかれました。だから、今年もダメかな、と思いながらダメモトで応援していました。前半からトータルの成績は良かったですが、大型連勝などはそれほどなく、地味に勝ちつづけている感じがしました。今年は、連敗をしない強みがあったと思います。キーマンは広島から移籍してきた金本。今まで阪神に来た選手は期待を裏切ることが多かった気がしますが、彼は自分の持つ勝負強さを十二分に発揮して、チームの勝利に貢献してくれたと思います。そして、昨年は故障に泣いた選手達が戻ってきて、万全の体制でペナントレースを勝ちつづけることができたのが大きいと思います。

自分は2003年4月から社会人になり、野球には注目する時間は減りました。少なくともこのホームページで阪神タイガースに関しての記述は減ったと思います。昨年の6月の大失速も記憶に新しいこともあって、期待しないで応援する日々が続いたと思います。優勝を意識して阪神を(ある程度まで)信頼するようになったのは、7月後半あたり…マジックが点灯した頃でしょうか。ここ17年の「思わせといて」の阪神の転落振りは自分をそこまで不信にしていました。

今年、阪神に期待したこと。怪我をしないように…ということです。これも一つのファクターでしたね。結果的には、途中で浜中が抜け、後半にはケガ人が続出したものの、比較的短い期間で復帰できたことと、フォローが効いたこと、そして、前半から中盤に作った、大量の貯金が生きたと思います。

8月の「Vロード」といわれながらも結果的に「死のロード」となってしまった、長期遠征。この頃には一度めの嫌な予感がしました。そして、甲子園での復帰戦。巨人にリードされるものの、金本の3ランで逆転。マジックはすでに点灯していた時期ですが、優勝を着実にする意味で大きな1勝だったと思います。何よりも、ここから再びの快進撃。甲子園での阪神タイガースの強さを再認識させるものでした。それが、優勝を決めるための神宮、ナゴヤ遠征で1引き分けを挟む5連敗。ほとんどマジックも減らせずに、2度目の嫌な予感がしました。阪神なら大失速がありえる…ヤクルトなら、追いつく…といった心配が。

その心配を払拭した今日の試合。最初は広島にリードを許したものの、サヨナラ勝ち。今考えられるうちの最高のお膳立てになったと思います。やっぱり、貴重な機会に負けての胴上げは嫌ですから(笑)ヤクルトの結果待ちのタイムラグがあったとはいえ、「勝って」の胴上げです。前の週の連敗は、まるで甲子園での胴上げを運命付けるかのような…そんな印象さえ受けました。そして、最後にひとこと。

阪神タイガース、18年ぶりの優勝おめでとう!

次は日本シリーズ。シーズンの残りも含め、全力を尽くしての戦いを期待しています!

…阪神優勝の勢いだけで書いた雑文は以上です(其の一はこちら)。あ〜、しんどかった(笑)


第百九十四段 「スクロール」

本当に、どうしようもない疑問が浮かんだんで聞いてください。

「この画面が右にスクロールしてねぇ…」という言葉があるでしょ。いや、身近なところでは、このページの写っているブラウザ。Internet ExplorerでもNetscapeでもOperaとかいうブラウザでも多分大丈夫です。

試しに、右のツールバーを上に動かしてみてください。これって、上にスクロールって言いますよね。でも、画面をよーく見て下さい。ほら、

下に流れているではありませんか!

だから、これって本当は下スクロール何ではないでしょうかと思ったわけです。それだけです。

だって、そうでしょう?いろいろ写真を公開しているホームページだったら、下スクロールとか言いながら、どっかで拾ってきた猫の写真とかがに流れていくのですよ。左右でも同じ。ファミコンとかでもそうです。今は懐かしいものとなった横スクロールアクションゲーム。「スーパーマリオブラザーズ」とか、画面が右にスクロールと言いながら、画面に写っているブロックとか敵とかはみんなに消えていくんですよ。

単に「画面の上側を見ようとするから上スクロール」で良いのでしょうか。でも画面は下に移動。どうしても気になって、夜も眠れない…ことはないですが、何となく妙な感じがしました。何かを見落としている気もしますが、結論は出ずじまいです…。以上、意味なく出てきた疑問でした。


第百九十五段 「DJ.Ken's Hottime 日本シリーズ・阪神×ダイエー特集 1」

(DJ.Ken's Hottime act.14はこちら。)

「祝!阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝!ということで、プロ野球日本シリーズ阪神VSダイエーが…もう始まってるけどなー。ちくしょー、完全に乗り遅れたよ!今はもう第3戦の延長戦だよ!1対1の同点ですよ奥さんどうします?打てアリアスー!

ゼェゼェ…。アリアスが粘ってるうちに第1戦と第2戦振り返っておきますか。第1戦は…おお、アリアスフォアボールだ!よく見た!えーと、4対4で迎えた9回裏にズレータに打たれてサヨナラ負けしちゃったわけですね。でも、井川も悪いなりにそれなりに投げたし、日本シリーズにふさわしい試合内容になったと思います。

さて、ワンナウトランナー1塁。打席には桧山。え?第2戦はどうだったって?いいんだよそんなこと。俺は自分に都合の悪い事は脳みその中で抹殺しちゃうんだよ!いいじゃん、今は。

おおおおお!やったよ!桧山がヒット打ったよ!

すげえよ。て、矢野歩かすのかよ!何しやがるこのやろう!ブーブー!えーい、藤本なめられとるぞ!最高の場面だ!男になれー!うおおおおおおー!あ、やっぱり第2戦振り返るのですか?13対0で阪神圧勝でしたっけ?違う?10回の裏のこんないい場面で…あ、犠牲フライ。ということは3塁のアリアスが本塁に帰ってきて…

よっしゃー!サヨナラ勝ち!

…藤本やったよ!よく頑張った!ついにダイエーに一矢報いた!前の試合で13対0で血祭りにされた時はどうなるんだと思っていましたが、え?やっぱり13対0で負けてるじゃんかって?いいのいいの。とにかく、ようやくトンネルから脱出したわけで…。とにかく、やったよ!

…という感じで、今回は大の阪神ファンである私DJ.Kenが、日本シリーズを戦う阪神タイガースを思いっきり応援しちゃうスペシャルを3回に分けてお送りしちゃいます!と紹介したところで、もう時間が来てしまいました。速いよ!…ということで第2回も突っ走ります。see you next time.


第百九十六段 「DJ.Ken's Hottime 日本シリーズ・阪神×ダイエー特集 2」

(日本シリーズ編その1はこちら。)

「スゴイスゴイスゴイ!まさに日本シリーズと言わんばかりの戦いが繰り広げられております。阪神とダイエー、虎と鷹の頂上対決特集第2弾です!お相手はは私、DJ.Kenでお送りします。

ファックスが来たので読みます。なになに?『今年になって一度もHottimeのコーナーで阪神の企画取り上げていないくせに。いきなり虎の勢いに乗って特集組んじゃって。Kenさんにわかファンでしょ?』

にわかじゃねえよ!こことかここ見ろってんだ!心はいつも虎虎虎恋は一途わけわかんねえな。次。もう一枚ファックス。

『風の噂で聞いたのですが、2003年10月7日の甲子園で行われた対巨人戦、Kenさんが球場に来た途端巨人が強くなったってのは本当ですか?G党に夢をありがとう!原監督に有終の美をありがとう!By.カフェ優先主義』

シャアアアアッ!(ファックスの用紙を粉々に破り捨てる音)…どうです?最早プロの領域でしょ?て、こんなの自慢したって仕方無いですね。ていうか、

日本シリーズの感想送って来いよ!金本3試合連続アーチすげぇとか。

一応、さっきの質問に答えると、僕が甲子園に行ったおかげで阪神が負けたのは本当です。ていうか、何で●●●(←自主規制)なジャイアンツ応援するような輩に感謝されなきゃいけねえんだよコラしばくぞ!…フゥ。まあいいや、阪神昨日も勝ちましたし。正直なところ、相手は強いです。持ち上げているわけではないです。ただ、阪神も勢いをつけて、6戦目の福岡ドームでは本来の120%の力を発揮できると思います。優勝王手とはいえ、油断なんてもってのほか。ここが正念場。阪神にとってはめったにないチャンス。何としても勝ってほしいです。

ちょっと落ち着いて、4戦、5戦の見どころでも振り返ってみましょうか?あ、時間が無い?もっと語らせろよ!第5戦6回裏にで1点差で負けているところさ、2死から今岡が打って赤星が打って、金本四球のあと桧山の2点タイムリーなんて、まさに『これぞ野球』と思わせるような渋い攻撃だったんだよ!打線が繋がったし。それとね、吉野がね、粘り強く強力打線…」

(放送時間が終了しました。第3回はこちら。)


第百九十七段 「DJ.Ken's Hottime 日本シリーズ・阪神×ダイエー特集 3」

(日本シリーズ編その2はこちら。)

「DJ.Ken's Hottime・阪神とダイエーの日本シリーズ頂上対決特集第3弾です。お相手はは私、DJ.Kenでお送りします。どうしてこれだけテンションが低いかといいますと…察しの通り、阪神タイガースがこの決戦に敗れたからですね。

今、僕の目の前には日本一決定の瞬間に飲もうと思っていたビールが寂しそうに机の上に並んでいます。今丁度1本目をあけたところです。飲まないのも勿体無いので、チビチビと1本ずつ飲んでいるところです。

第6戦の完勝で完全に勢いを取り戻したダイエー。泣いても笑ってもこれで最後の第7戦で巻き返しをはかりたかったタイガースですが、1回の表の好機を逃がし、その裏には頼みの綱のムーアが打たれるわけで…結局3回5失点。ダイエー側が一番恐いと睨んでいたムーアが打たれたことによって、事実上、ダイエーの100打点カルテットを止める術は無くなりました。

それ以上に点を取ろうとしても、立ちはだかるのはダイエーの超ルーキー・和田。物凄い調子の良いピッチングで完璧に押さえ込まれてしまいました。これは第3戦も同じことでしたけどね。投打共に終始、ダイエーのペース。8回の表、9回の表はまさに、処刑を待つ死刑囚のような気分で試合を見守っていました。9回表ツーアウトランナー無し。ここで出た広沢の1発が正に虎の最後のあがき。続く沖原はなすすべもなく三振にとられ、激闘は幕を閉じました。

お互いにホームでしか勝てなかったわけですが、例え甲子園が4戦あったとしても、阪神はこの戦いを制することはできなかったと思います。ダイエーは第2戦で圧倒的な攻撃力を見せ、13対0で完勝。これからも分かるように、互いの力には差がありました。この力というのは経験みたいなものも含みます。とはいえ、2度のサヨナラ勝ち、その1つの決定打にもなった、金本のシリーズ4本塁打など、見せ場も十分にありました。強力打線を封じ込める力としては、吉野の台頭が大きな追い風となりました。

強敵・ダイエー相手に挙げた3勝は、甲子園での阪神ファンの後押しがあったからこそだと思います。どれもが、選手とファンが一体になった劇的な勝利でした。そして、ダイエー側にも熱烈なファンの応援による後押しがあった。まさに、総力戦でした。最後まで阪神タイガースを追いかけることができた今シーズン、本当におもしろかったです。そして、星野監督、阪神の選手達に一言。

本当にお疲れ様。夢をありがとう!

…ちょっと涙目になってきたかな。さて…2本目のビールをようやく空けたところで、この特別編はおひらきとします。1段飛ばして、第百九十九段で再びお目にかかりましょう。それでは、see you next time.…。

ちくしょう〜っ!…ヒック。」

(日本シリーズ特別編1はこちら。)


第百九十八段 「タクシードライバー」

やっと用事が終わったよ。今から駅に向かわなくちゃいけないけど、最終バスも出ちゃったしなぁ。歩くと遠いんだよなぁ。あ、いいところにタクシーが。すいませーん!

「どちらに向かいます?」

大沢電鉄の松井松田駅(まついまつだ)までお願いします!

「分かりました。ところで兄さん、この間の日本シリーズどうでした?」

あ、ごめんなさい。僕は野球は見ないもので。

「なんだつまらないやっちゃな。野球は見なきゃ損やで。今年の日本シリーズなんかすごかったんや。18年ぶりに優勝した阪神と、強豪ダイエーのガチンコ勝負。最終戦までもつれこんで…(中略)…まさになあ、筋書きの無いドラマ見せてもろうたわ。で、どちらまで向かいます?」

…大沢電鉄の松井松田駅までお願いします。(例によっておしゃべり好きなドライバーかよ…。ていうか、行き先忘れんなよ。)

「おお、さっきの道を右に曲がるのを忘れておったわ。じゃあ、Uターンするわ。転回禁止の標識あるけど、他の車もおらんし。あ、お前さんは真似しちゃいかんぞえ。」

はいはい。

「返事は1度で結構じゃ!ワシにもお前さんと同じくらいの息子がいるんじゃけど、23にもなってフラフラ遊び歩いてばかり。せっかくのアルバイトも先月やめてしもうたし、ていうかせっかくもろた嫁さんと1年で別れてしまうし、今バツイチなんじゃよ。まあお前さんはマジメそうやからそんな心配ないやろうけどなあ。今、付き合っている子はいるのかい?」

…一応いますけど。でも、遠距離恋愛で。ていうか、ちゃんと松井松田駅に向かってます?

「ああ、向かっとる向かっとる。いや、ちょっとお前さんの話を聞きたいのう。」

いや、ちょっと遠慮しときます…ハハッ。

「そうそう遠慮するな。じゃあ、ワシが変わりに若かりし頃の武勇伝を話してやろう。あれは忘れもしない26の夏、いや、25の夏だったかのう?」

(忘れとるやんけ。ていうか、本当に大丈夫かいなこの人。ふわぁ…眠くなってきたなあ。)

「おい、心して聞くんじゃぞ。えーと、確か、20年ほど前に潰れてしまったんじゃが…えーと、キャバレーがあった。そこで出会った、それはそれはまばゆい女性にワシは一目ぼれじゃった。名前は佳澄といってな。そのキャバレーの一番の上玉じゃった。ワシは勢いで落とそうとしたわけじゃ。第一印象が全てを決める!ワシは『へい、彼女!茶しばきにいかへんか?』と…」

…zzz




「兄さん、朝やぞ。着いたでぇ。野瀬尾(のせお)駅前じゃ。

…ん、寝てた?ていうか、なんで朝になってるんだよ!しかも松井松田駅じゃあないじゃんかよ!一文字たりとも合ってねえぞ!何聞いてたんだオッサン!

「いや、お前さんが寝てるのも知らずについ熱くなって昔話してたらどこ行くか忘れてもうてな。しゃあないから一番近い駅まで…。」

結局忘れてるのかよ!

「さて、タクシー代65430円頂戴しようかの。」

誰が払うか!


第百九十九段 「DJ.Ken's Hottime act.15」

(act.14はこちら。特別編・日本シリーズその1はこちら。)

「社長にガツンと言うたった!阪神負けちゃったけど、僕は元気です。気分はジョー●アのDJ.Kenアットマークお逝きなさい、です。このHottimeの本編放送も15回目となりました。最初のお便りはペンネーム『選挙にお逝きなさい』さんです。

『Kenさん、こんにちは。いよいよ衆議院選挙ですね。ところで、Kenさんは毎回ちゃんと選挙の投票に出かけてますか?1票1票は大した力でなくとも、やっぱり我々の投票こそが日本の未来を決めるのだと思います。僕はこの1週間、選挙で誰に投票するかだけを考えてきました。誉めてください。』

…最期の一言さえ無ければ目からウロコ落ちてたのに…。みなさんも選挙に行きましょうね。次。映画の話題ですね。本名…おっとあぶね、パ…ペンネーム、ありました。『暴走ローエングリンで10万スッた男』さんのお便り。噛んじまった…。

『DJ.Kenさん!マトリックスレボリューションズ見てきました!』

ベリバリベリリ!(お便りを破る音)

ふう、私はまだ映画を観てないんですよ!思わずネタバレしてしまうところだったではありませんか。ああ、ひどいな自分。次。ペンネーム『左斜めブルース』さんのおたより。

『僕は今、自作パソコンを作ろうと思っています。ところでKenさんマザーボード持ってません?』

持ってません。いやあるんだけどね。ちなみに俺の持ってるパソコン、ハードディスクが奇声を発し始めているんでそろそろやばそうです。ということでハードディスク俺様にゆずれ。あ、ファックスが。

マザーボードに加えてCPU(Pentium4 2GHz以上限定)とメモリ512MB、4万前後のアルミケースと適当に高性能のビデオカードくれたら、考えてやら…

ベルバリバリリバリベリ!

しかし最近お便り破ってばかりの気もしますねハハッ。あ、喋りすぎて曲かける時間がなくなってしまいました。私DJ.Kenがあの名曲を脚色しました『違法人』、途中までになると思いますがお聞きください。それではsee you next time.

違法人 作詞作曲不詳 脚色:DJ.Ken

衣つけた エビフライは とても


第二百段 「二百段を振り返る −潮時−」

いろいろ、自分のスタイルでエッセイ、物語を書き綴ってきました(ていうか、そんなキレイにくくれるほどのものではありませんが)、この「随筆・徒然古賀」も第二百段を迎えました。百段のときにはそこまでこのコーナーを進めてきた感想、自分が印象に残っている段について短評を書いたりしましたが、今回は特にどれが印象に残っているということも無いです。しかし、シリーズ物の物語は書いていておもしろかったです。ファイトクラブ、ハリーポッターの物語や、ワールドカップ・日本シリーズのDJ.Kenバージョンなどなど。あと、第八段から続けていたケニー黒土も第百八十二段で完結させました、というよりは何とか完結できました。改めて見れば何か思い出すかもしれませんが、振り返りはこれくらいに。

今回は、今まで言及していなかった「この『徒然古賀』を何段まで続けるの?」ということについて書きます。そろそろ「潮時」について考えようかな―――このコーナーの最後について考えようかなと思いました。

最初はどこまで続けるか全く考えていなかったです。…百二十段くらいまでやれたら御の字かなとか適当なことを考えていました。実は、今書いている、この二百段で終わろうと思っている時期もありました。しかし、そうこうしているうちに、『実際の徒然草って何段まであるんだろう?』ということが気になり始め、本物と同じだけ書けたらおもしろいだろうな、と思うようになりました。

そこで、原作の「徒然草」がどこまで続いていたか、調べました。244。これは序段を含む数なので、実質は二百四十三段まであったことになります。この「徒然古賀」、ダラダラと続けて、とうとう二百段まで来ています。それを知って、やっぱりそこまでやりたいかなと、改めて思いました。最近の執筆ペースではまだ長い道のりの気がしますが、手の届かない数字ではありません。この二百四十三段まで、徒然古賀を書きつづけようと思います。もう取り返しはつかないでしょう(笑)。途中で投げ出さないように、がんばりたいです。


この「随筆・徒然古賀」はおそらく、残り四十三段で終わることになります。そこまで書いた後は、またエッセイが書きたくなれば新コーナーを立ち上げますが、ひとまず区切りをつけたいと思います。今後も変なテンションを維持してがんばっていきたいので、ヒマなときに読んでやってください。少しネタばらしをすると、二百番台ではマトリックスのパロディ。それから、今まで一度も徒然古賀で触れなかった、「デジカメ」についてのエッセイを何段かのシリーズでまとめて書きたいな…と考えています。

もっとも、予定は未定ですが。あ、それを言っちゃあ、この段の意義が(笑)


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