第四十一段〜第五十段

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第四十一段 「夏・特別企画・Remember summer(2)」

(Remember summer(1)はこちら。)

夏と言われて思い浮かぶもの。二つ目は花火。でも花火しよう、花火しようと思っていつの間にか夏が終わっていることがしばしばある。今年は一度花火をする機会があったが。普通の手持ち花火もいいけど、割と好きなのがへび花火。ニュルニュル何か得体の知れないものが伸びていく、あれ。ん、ねずみ花火はどうかって?あちこちすっ飛んでいくのもいいけどやっぱりへびの方がいいかな。派手さならばやっぱり打ち上げ花火。でも打ち上げ花火となるとやっぱりどっかが主催する花火大会で上げるやつが一番いいな。そういや僕ってあんまり花火大会とかに行ったりしないな…。神戸市西区の農業公園でやる花火大会の花火は何と自宅から見ることができる。何年か前まではささやかな、すごく楽しみな夏の楽しみの一つだった。今年は魚崎に出かけていたときに神戸ハーバーランドでやっていた花火大会の特大の打ち上げ花火が見えたのがすごく印象深い。

でも、自分が一番好きで、かつ自分に一番あっていると思う花火は線香花火である。あの地味さがなんともいえない。途中で火種が落ちたときの線香花火が自分の将来を垣間見ているような気がしてならない。儚い。

Remember summer(3)に続く。

第四十二段 「夏・特別企画・Remember summer(3)」

(Remember summer(2)はこちら。)

8月。夏も本番真っ只中のこの時期。そして、高校野球の季節でもある。高校野球では何よりも高校球児たちのはつらつとしたプレーを見るのがいい。すごく一生懸命さが伝わってくるのだ。プロ野球では味わえない感動が味わえる。今まで甲子園でいくつのドラマが生まれたことか。

いつだったかな…。決勝戦。大阪・上宮高校対愛知・東邦高校。10回裏。東邦高校の攻撃。2対1。点差は1点。東邦はノーアウトからランナーを出すがゲッツーでツーアウトランナーなしになる。このとき、誰もが上宮高校の優勝を信じたに違いない。しかし、ここから東邦の連打。そして肝心の場面で上宮にエラーが。結果は2対3。東邦高校が優勝した。この試合は非常に記憶に残っている。

当時は横浜高校、今は西武に在籍する松坂大輔投手はPL学園を相手に延長17回を投げきった。そして横浜高校が勝利を収めた。これもまた高校野球史上に残る大きなドラマであろう。

高校野球はまさに筋書きの無いドラマである。いろいろなものが「純粋でなくなっていく」中、純粋であり続ける数少ないものの一つとも言える。高校野球が終わったとき、夏の終わりをひしひしと感じる。

第四十三段 「謎の重要会議」

議長:「さて、諸君。君達とこれから日本の現状についていろいろ議論していこうと思う。まずK君。あなたは今の日本の文化はどうだと思いますか?」

K君:「…日本文化○ンターテ○フォンショッ○ング。電話番号は…」

議長:「K、ふざけんじゃねえ!」

ゴン!K君は議長に頭をどつかれた!

議長:「くだらないことは慎み、慎重に命題に答えるように。それではO君。今の日本の交通について意見を述べてくれ。」

O君:「まあ、交通だけにこつこつと。」

議長:「また分かりにくい駄洒落を。うりゃあ!」

ゴッ!O君は議長のエルボーを食らった!

議長:「じゃあG君。現代の日本人の食事について…」

G君:「腕時計…」

と言いかけたG君に議長のかかと落しが決まったー!

G君:「ちょっと待ってよ!まだ…」

議長:「腕時計→Gショック→ショックG→食事という連想が見えたのでな。さっきよりも分かりにくいし。」

G君は顔が青ざめている。これが本当のGショック。…。

バキ!作者は議長に殴られた!

議長:「全くどいつもこいつも。じゃあ、A君。日本の未来について…。」

A君:「日本の未来はWOW WOW WOW WOW…」

議長:「世界がうらやむYeah Yeah…って、それは…まっ、いいか!もうどうでもいいや!やけくそじゃあ!歌えー!」

そして一同は「LOVEマシーン」の合唱を始めた!もう誰にも止められない!

第四十四段 「縁起」

時々203号室の次に205号室、208号室の次に210号室というマンションがあったりする。ホテルとかでも部屋の番号に4や9の含まれる番号を選ばないようにしているところがある。同じ状況が駐車場にも見られる。「死」を連想させる4という数字と「苦しみ」を連想させる9という数字を省いて縁起をかついでいるわけなのだがここでは縁起を担ぐことに関して話をするわけではなく、身の回りのいろいろなもので4と9を取り除くとどうなるかと予想してみようと思う。

野球。4回と9回を取り除く。さらに4点目と9点目は存在せず、例えば3点取った状態で1点取ったら5点になる。さらに満塁ホームランを打てば5点入る。また、内野4人というのは縁起が悪いので内野を5人にして合計10人で守りにつく。セカンドは2塁ベースを守り、セカンドとファーストの間に新守備位置、アナザーショートを加える。これで内野は鉄壁の守りとなった。(←ていうか意味無く複雑になっただけじゃないのか?)

鉄道。1の位が9の時間には電車は来ない。さらに40分台にも電車は来ない。4時台と9時台には1時間待たなくてはならない。4番線と9番線は廃止する。4両の電車なんてもってのほかである。運賃も400円台は存在せず、一駅で380円から500円に一気に運賃が上がるという状況もありうる、ていうか路線の変わり目ではこれぐらいの運賃上昇は現実にありうる。不便なだけだな。

そうだ、どうせなら来年から4月と9月をなくしませんか?代わりに12月の次に13月と15月を加えるのです。ついでに各月4日と9日、14日、19日、24日、29日を廃止して32日、33日、35日、36日、37日、38日を加えるのです。1ヶ月38日だ。得した気になりませんか?(←ならん。意味ない。)

ちなみに僕の誕生日は4月20日なので廃止されてしまいます。だめだこりゃ。しかもこの文章、第四十四段って縁起もくそもないよなあ…。

第四十五段 「連載シリーズ『健四郎の日本紀行』第5回」

前回までのあらすじ:健四郎対食太郎のフードファイト・東京ラーメン対決!勝利の女神はどちらに微笑むか?

む!食太郎のペースが速い!このままでは…。

その時!

俺の目の前に謎の人物が現れた!そしてどこかで聞いたことがある音楽が!

パーパッパパーパッパパーパッパパー♪

まさか!あなたは○波少年のプロデューサー!?

「その通り。」そして俺の目の前にアイマスクとヘッドホンを差し出した。

「待て!彼はまだフードファイトの決着が着いてないんだ!邪魔をするな!」

菊水山と食太郎がプロデューサーに詰め寄る。

「ククク…。君達の出番は終わったのさ。うりゃあ!」

ゴキ!プロデューサーは菊水山と食太郎を一撃でしとめた。

「さて、と。」

俺はなすすべもなくアイマスクとヘッドホンを装着されてどこかへと連行された。


アイマスクとヘッドホンを外されたとき、俺は見知らぬ箱の中に閉じ込められていた。箱には小さな小窓があってそこからプロデューサーの顔が見える。

「何をさせる気だ!プロデューサー!」

「君が今入っている箱は車輪がついていて、外から他の人に押してもらうことによってのみ進むことができる。ここは青森。今からお前にはこの箱に入ったまま東京まできてもらうのさ。」

「そんな無茶な…!」

「ちなみにどれだけ叫ぼうとも外に君の声は聞こえない。箱の中から君の意思表示を外の人に示す方法はただ一つ。手元のキーボードで文字を打てばその文字が箱の外側にある電光掲示板に出てくるようになっている。さあ、がんばりたまえ。」

それだけ言い残してプロデューサーは去ってしまった。ちくしょう!こんな無茶な話があるか!押してもらうだけで青森から東京までの距離を進むなんて…

お、小窓から人が歩いてくるのが見えた!俺は早速手元のキーボードをたたき、こう伝えた。

「ここから出してくれ!」

後の段に続く。


第四十六段 「クイズ番組回想」

ふと思い出したのだが、昔の(幼稚園頃?)自分はテレビ番組の中でも「クイズ番組」が非常に好きだった。ほかの番組を全て押しのけてとにかく毎日クイズ番組ばっかりを観ていた。

でも「クイズ番組」の中の要素で自分の好きだったものはクイズ自体の内容ではなかった。むしろクイズに正解したあとの「得点の与え方」に興味を持っていた。と書いても何のことかさっぱりなので具体例をあげてみる。例えば「アタック25」で、正解した後にパネルを1枚取ることができる。そして、自分のパネルに挟まれる形になった敵のパネルを自分のパネルとしてオセロみたいに取ることができる。このような「やりとり」にすごく興味を持っていたのである。

当時はいろいろなクイズ番組を見ていた。「クイズ100人に聞きました」「タイムショック」「ぴったしカンカン」「霊感ヤマカン第六感」(←タイトル間違ってるかもしれない)「三枝の国盗りゲーム」「クイズダービー」「世界一周双六ゲーム」…挙げればキリが無い。特に「世界一周双六ゲーム」の「双六」の部分が好きだった。世界の各都市がマスになっていて日本からスタートしてソウル、ウランバートル、北京…アンカレジ、ホノルルと回って日本に戻る。この番組のおかげで世界の主要都市の名前だけを50個記憶した…(笑)。今でも50都市の全てが言えるがこの場では省略、ということで(笑2)。そう言えば「アタック25」もこの当初からあったなあ…。もう20年以上は続いてる…?すごいです。

ちなみに、当時は普通の漫画とか、小さな子供達が喜んで観るはずの「おかあさんといっしょ」、アニメ番組ってあまり観てなかったような気がする。友達の家で「西遊記(堺正章が主演していたと思う)」とか観ていても全然面白くなかった。なぜかドラマで、伊藤麻衣子主演の「婦警候補生物語」だけは見てた記憶がある。それにしても昔のことを書こうとすると記憶がぐちゃぐちゃでここに書いていることの5割程間違いではなかろうかと不安になる。でもこうやって昔の記憶をほじくりだしてくるのもおもしろいかも。というわけで次の段で続きを書きます(!?)。

第四十七段 「漫画回想」

四十六段で自分が昔クイズ番組が好きだったということを書きましたが、ここでは漫画とかを読むようになったきっかけについて書こうと思います。ていうかどこかで漫画を読んでなきゃ今頃漫画研究会には僕は居ないはずである。

小学校低学年の頃。気まぐれに買ってみたドラえもん第2巻。これを読んで結構面白いなと思った。それからというもののドラえもんの単行本が増える増える…。当時28巻まで出ていたのだが、いつの間にか全て揃っていた。しかも前から順番に買ったのではなくて、適当に16巻ぐらいを買ってみたりいきなり6巻ぐらいに戻ってみたり、てな感じで本屋で目に付いたものをどんどん買っていったのだ。こうして漫画とかを見るようになったのだと思う。週刊少年ジャンプとかも読むようになったし。当時好きだったクイズ番組も終わってしまうものが出てきてちょうどいい転機だったかもしれない。

そんなこんなで普通の小学生の進むべき道に僕は戻ってきたのかなという気がします。昔全然興味の無かった「ドラゴンボール」とかも読むようになったし。

「きっかけ」というにはかなりあっさりしたきっかけだったなあ…。一言で言えば「ドラえもんがきっかけでした」で終わりだし。ま、いいか。

第四十八段 「消極的」

自分が何か困っているときに見ず知らずの人に助けてもらったとき、すごく嬉しくなる。 しかし、見ず知らずの人が困っているときに、見ず知らずのその人に対して親切な行動を取ることができるだろうか。

この問いに対する自分の答えはと言うと「No」である。「お節介」、「面倒」、そして「てれくさい」。この三つの言葉のどれかがが自分を動けなくしているのだろうと思う。その困っている相手を助けるという行動を自分がとれば相手はまず間違いなく嬉しいと思うはずなのに、「助ける」行動に出ることが出来ないでいる。

例えば電車の中で座席を譲るという行動に出ることができない。昔は座席を譲ったこともあったのだが、「座席を譲った相手が『お節介』に思い、その相手を不愉快にさせてしまう」ということもあるということを知って、座席を譲る行動を取らなくなってしまった。もう一つ、自分が疲れているときには「動きたくない、面倒だ」と考えてしまう。いや、何よりも肝心なときに自分の「小心者」という一面が出てきて、てれくさいとか考えてしまうのが一番の理由である。

最初の問いに「Yes」と答えられるように、なりたい。いや、ならなければいけない。突然そう考えてそれを実行できればいいのだが、そうもいかない。でも大事なことといえば「積極的」。これに尽きると思う。僕は最初の問いに胸を張って「Yes」と答えられる人を素直に尊敬します。

第四十九段 「連載シリーズ『ケニー黒土が行く!』第5回」

最近マヨチュッチュの意味がようやく分かったケニー黒土(くろど)です。前回亜種人(あしゅと)に電話で呼び出されて現在某所のレストランにいるところであります。

ケニー:「なあ、亜種人。お前の紹介してくれる女の子だけれど、かわいいのか?」

亜種人:「そりゃあ、もう…」


そして、俺は亜種人に進められるままに席に着いた。そして、やってきたのはショートヘアのボーイッシュな女性である。

ケニー:「どうも。こんにちは。お名前は?」

女性:「私は千里(ちさと)。年齢は24。何たって、バッチリ『チリ足』の千里だからね。これ、私のチャームポイントだから。」

ケニー:「はあ…。チャームポイントですか。でも『チリ足』ってネタが古く…」

千里:「作者がネタを出し惜しみするのが悪いのよ。」

ケニー:「まあ、確かにそうですけれど。そうそう、千里さんの職業は?」

千里:「夕日新聞社で記者をやってるの。とにかくスクープを探すのが仕事だからね。こうやって手帳は常に携帯してるのよ。あ、そうそう。名刺渡すの忘れてたわ。はい、これ。」

ケニー:「あ、どうも…。」

千里:「あ、携帯が鳴ってる。はい。こちらです。はい。もう仕上がってます。すぐにメールで送ります。」

そして慣れた手つきで携帯のボタンをたたいてメールを送る。それにしても…すごく仕事熱心な人って感じである。

なんか頼れる…

ケニー:「あの…独身ですか?」

千里:「え?」

…。


千里:「あ、失礼。独身だけど。」

よし。前回のようなオチにはならずに済みそう。つき合ってください!そう言うぞ。

ケニー:「…話があるんです。」

亜種人:「ちょっと待ちな。」

気が付けば俺の隣には亜種人が座っている。

ケニー:「どういうつもりだ、亜種人。」

亜種人:「千里さんとつき合おうと思っているのはお前だけじゃないってことだよ。」

何ー?こいつ、俺の舎弟の分際で…!

ケニー:「千里さん!こんな奴気にすることないです。僕とつき合ってください!」

亜種人:「いや、僕と…!」

千里:「一度に二人と付き合うわけには行かないし…そうだ、ここはレストランだし、今からあなたたち二人で『フードファイト』で勝負してもらいましょう。勝ったほうとデートしてあげる。」

マジですか?フードファイトとはまた突拍子も無い。ていうか日本紀行でもこのネタやってなかったか?まあいい。舎弟の亜種人なんぞに負けるわけがない。勝負してやろうじゃないか!

あとの段に続く。


第五十段 「ブラインドタッチ」

ある程度パソコンを触れる人なら、パソコンのキーボードを見ずにキーを叩く「ブラインドタッチ」は出来て当然だと言う人もいるのだが、実際のところ、ブラインドタッチができる人ってどのくらいいるのだろうか。2、3年前ブラインドタッチの話を切り出されたときには

「何で『キーボードを見ずにキーを叩いて自分の出したい文字を出力する』なんてことができるんだ?」

と信じられない気分でいっぱいだった。当時は本当に大学でしかパソコンを触る機会が無くキーボードを叩きなれていないせいもあったかもしれないが、本当に次に叩くキーを探しながらキーを叩いていたのでブラインドタッチなどもう雲のかなたの話であった。ワープロとかは家で触っていたが日本語を入力するにも「ローマ字入力」を使わずに「ひらがな入力」を使っていて日本語入力をするときとローマ字を入力するときとで2種類のキー配置に慣れる必要があった。結局日本語を入力するときにも「ローマ字入力」を使うようになったが、結果としてはキーを叩くスピードが若干速くなったぐらいにとどまりブラインドタッチに到達するにはまだ程遠かった。

というわけでブラインドタッチのことはずっと頭から離れていたのだが最近自分はそれなりの速度でキーを叩くことができることに気づいた。そして「ある程度指がキー配置を覚えてきているのではないか?」と考え始め、長いこと考えもしなかったブラインドタッチのことが頭をよぎり、何日か前、実際に試してみた。結果は惨敗。やっぱりキーボードを見ずには文字をただしくうてません。しかし以前に比べて手ごたえみたいなものがあったのも事実である。

「古賀健太郎」

上の文章をブラインドタッチで打ってみる。

「個hで下がヶrkwくぇrt…。

無理らしい。結局キー配置が完全に頭に入っていないようである。チャットとかをやっているとブラインドタッチは自然に身につくらしいけれど…。

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