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第二百二十一段 「DJ.Ken's Hottime アテネオリンピック特集 3」

アテネオリンピック特集 2

「女子マラソン、リアルタイムで観ました。30km過ぎからはもうテレビに釘付け。いや、あれだけの感動が得られたなら、とすでに感無量のDJ.Kenです。アテネ特集、第3回はゲストに来ていただきました。今ドラマで話題の中国タレント、ヘン・ゴジュンさんです。」

ヘン・ゴジュン:「ニイハオ!今日は呼んでくれてありがとう。ちなみに『冬の●ナタ』で有名になった『ヨン様』とは別人です。このパクリ名も芸名ですよ、念のため。えーと、アテネオリンピックだね。わが中国は頑張ってるねえ。昨日もバレーボール、強かったよね。日本相手にまずは快勝…準決勝も楽しみだよ。ニヤリッ。」

「チッ。でも仕方ないですわ、今回は。準々決勝は完敗です。個人的には女子バレーは良くやったと思いますよ。まあ、予選リーグは散々でしたが、最後は及ばずながらきちんと締めてくれたですし。胸を借りたと思えば、4年後に成長したメグカナがチームを引っ張っていくのを楽しみにしましょう。個人的に今回話したいと思うのは、前回夜更かししても見ると公言して、何よりも大きい感動を味わった女子マラソン。強豪が集まった中、25kmからスパートして逃げ切って金メダルを獲得した野口みずき。マジで、俺もテレビの前でガッツポーズしたもん。昨年のパリ世界選手権でヌデレバに遅れを取った経験を元に、完璧なレース運びでした。32km過ぎからはそのヌデレバに追い詰められるも、ギリギリの所でそれに打ち勝ったというのが、頭が下がりますよ。」

ヘン・ゴジュン:「ニイハオ!こっちにもしゃべらせろよ。しかし、いいなぁ。2度もマラソンで感動を味わえた君たちがうらやましいよ。3人全員入賞したんだろ。」

「ええ、野口以外の二人、坂本直子と土佐礼子もバッチリ結果残しましたよ。坂本の大阪国際と土佐の名古屋国際は両方見ていましたから。今回の代表内定にも感慨深いものがあったわけで。高橋尚子が代表落ちという一幕もあったけど、あれはどう選んでも文句出ますよ。で、結果は土佐礼子は5着、坂本直子は7着といずれも入賞、大満足です。いやあ、よかったよかった。」

ヘン・ゴジュン:「おっと、このまま続けたら女子マラソンでコーナー終わるじゃないか。折れ的には女子レスリング72kg級で圧倒的日本有利ので優勝した王旭を褒めたい。しかもまだ19歳、伸びしろ十分だネ。」

「…ハマキョー負けちゃった。ああ、何を思い出させるんだ。あの結果、最初はフロックだと思っていましたが、思い返せば順当だった気がします。4年後は北京でしょ。中国勢に地の利。うわあん、今回勝つべきだったぁ!」

ヘン・ゴジュン:「女子レスリングは日本、全階級でメダル取ってるのに何を泣き言ってるんだよ。わざわざお前が喜ぶ話題に持っていってるのに。」

「じゃあ、姉が銀、妹が金メダルを取った伊調姉妹や、圧倒的強さで金メダルを獲得した吉田沙保里に話を…」

ヘン・ゴジュン:「まあ、それも今のうちさ。4年後は見てろよ。全階級で中国がメダル独占だ!しかし、それにしても吉田は強いなぁ。この階級はさすがに厳しいかもな。さて、あとは…そうだな。やっぱり日本の話題を振ってみるか。長嶋ジャパン…」

「おお、残念ながら時間が来てしまったようです。それでは次回までごきげんよう。といってもすぐだけど。それじゃ、ヘン・ゴジュンさんここまでありがとうございました〜!see you next time.

ヘン・ゴジュン:「おい、待てよ!まだ時間余ってるだろ?おい、2分ほど時間あるぞ!スタッフだってあと2分て書いた紙持ってるじゃないか!心半ばに準決勝で敗れた長嶋ジャパンを語れよ!何逃げてるんだよ!おーい!


第二百二十二段 「DJ.Ken's Hottime アテネオリンピック特集 FINAL」

アテネオリンピック特集 3

「祭りも終幕、アテネ特集もFINALとなります。かつてないメダルラッシュに沸きあがった日本列島、その五輪も終わりかと思うと寂しいですが。私、DJ.Kenに最後までお付き合いください。

まずは8月25日あたりから最終日まで、日本選手の活躍を簡単に振り返ります。シンクロはデュエット フリー、チーム共に(またしても)ロシアの前に屈する形となりましたが、それでも価値のある銀メダル。採点競技は力を出し切ればよほどのことが起こらない限り逆転は難しいもの。他に抜かれなかったのは、逆に言えば力を出し切った証拠です。男子レスリングは田南部力と井上謙二が銅メダル。伝統は確実に引き継がれています。メダルこそ獲得できなかったものの、陸上400mメドレー、1,600mメドレーの両方で4位入賞、そしてオーラス・男子マラソンも油谷5着、諏訪が6着と二人が入賞。女子マラソンの結果に隠れる格好になりましたが、難コースでのこの成績は価値があります。

他には、思うように結果の残せなかった種目。印象に残ったのはテコンドーの岡本依子選手。思えば階級を上げての挑戦がかえって裏目に出てしまったのでは、という気がします。多くの支えがあっての五輪出場は感慨深いものがありました。その背景があるだけに、日本でテコンドーを広めるためにも、もう少し頑張って欲しかったですが…難しいものです。そして、ベストコンディションでは無かった、女子10,000mの福士加代子。早くから遅れる展開。あまりに苦しいレースだったと思いますが、どれだけ惨めな順位になろうとも走り切ったんですから。4年後に期待しましょう。もっとも、この女子10,000mでは連続で棄権したラドクリフという例があるだけに、完走>棄権の不等式を頭の中で描いているだけかもしれませんが…。」

ヘン・ゴジュン:「ケイ慧娜の追い込みに限るね。いやあ、●日本国民のお前にもあれは眼が点になったに違いない。俺もだが。」

「アンタ、まだいたのか?あれはびっくりしました。SA●YOのあの変な形のデジカメよりも『何じゃこりゃ〜』って感じだったです。ハイ。それと、男子マラソン、36km地点で乱入してきたヘンな男。いくらなんでもありゃないだろって思ったけど…さすがにあれは同意見でしょ?」

ヘン・ゴジュン:「初めて意見が一致したな。ただでさえ過酷なアテネのコースであんな妨害されちゃリズムも崩れるネ。」

「女子マラソンの野口の走りからしても、あのデリマの走りなら…邪魔が入らなければ逃げ切れたかもしれないと思ってます。本人も粘れると思っていたようです。リズムを崩した彼を抜いたイタリアの選手・バルディニが結局優勝、金メダルとなりましたが、悪いのは妨害した男であって、バルディニでは無いんですよね。バルディニに金メダル、3位でゴールしたデリマには銅メダル、そして特別メダルが贈られることとなりましたが、最後の最後になんとも歯がゆい結果となりました。それでも明るい表情を見せていたデリマ選手。今大会の世界的MVPは彼なのは間違いありません。

『銅は金と同じと書いて銅と読む』。

この言葉は彼にこそふさわしい言葉だと思います。値千金の銅メダル。色は違えど、負けての銅メダルじゃない。長嶋ジャパンの、浜口京子のそれとも違う、勝者の銅メダル。彼は『記録』じゃない、この男子マラソンのもう一人の勝者、『心の勝者』じゃないのかなって思います。

さて、時間も無くなってきました。アテネ五輪、最後にハプニングはありましたが、テロの危険も叫ばれた中、そこまでの混乱が無かったのは幸いだったと思います。大増強した警備の成果もあったのではないでしょうか。4年後はヘン・ゴジュンさんの故郷、中国・北京での五輪となります。」

ヘン・ゴジュン:「まあ、見とれよ。我が大中国がメダルを100枚は取って見せるから。まあ、今日はとりあえず、謝謝(シェイシェイ)。それじゃな。」

「それでは、ここまでつきあってくださった皆さん本当にありがとうございます!ヘン・ゴジュンさんも言動が多少気になりましたがここまで本当にありがとうございました。4年後まではさすがにこの放送は続いていないですが、とりあえず、次回放送で会いましょう。see you next time!再び、栄光の架け橋が架かることを願って、北京五輪まであと何日…はぁ。」

アテネオリンピック特集 1


第二百二十三段 「デジカメと僕 step3」

デジカメと僕 step2

復習すると言っておきながら…一度も復習していませんが、とりあえずデジカメを使ってみましょう。

じゃあ、まずは基本事項にあった、ISO感度の調節を。ISO感度を400にして写真をパシャ!プレビューで見てみると、心持ち画面が明るくなった!でも、ノイズみたいな感じでザラザラが画面全体にあります。いろいろ調べてみると、感光度が上がる…つまり、少ない光を大げさに感知しているということでしょうか。ISO感度400で撮った場合に画面がザラザラしているのは気のせいではないようで、画質が低くなっている故とのこと。「急いで」撮るわけなので画質までは手が回らない…じゃあ、画質を良くするにはISO感度を100とかにすればよい、といっても自分には感度400→ノイズ有り、感度100→ノイズ無しくらいの認識です。

手ブレ対策として、シャッター速度を変えることが手段の一つようです。ここで速度を速くしてみると…撮影でピント合わせるときに赤文字で数字が表示されて撮影できません。えーと、シャッター速度を選ぶと被写体の明るさに応じて、カメラが適正露出になる絞り数値を自動的に設定します(ここまで棒読み)。ここで絞り数値とかいうのを設定できないとさっきみたいに赤い数字が…あ、続きがあります。絞り数値が赤文字で表示されたときは、露出不足または露出過多です(棒読み)。なるほど、この数値が赤くならない程度にシャッター速度を選べということですね。手ブレが怖いからといってシャッター速度を一番速いものに固定!とはいかないようです。

先ほど「露出」という言葉が出てきましたが、カメラのレンズに当たる光の量、基本でした。これが多すぎるといわゆる露出過多、少ない場合は露出不足、シャッター速度を上げると露出は少なくなりますが、これを補う手段は光を増やすことのみ、でも光はどこにもない、泣く泣くシャッター速度を下げて手ブレと背中合わせに何とか腕を固定して写真を撮るもやっぱり速度が遅いため、ブレちゃった…ということで、ISO感度、シャッター速度、露出の関係が見えてきた気がします。

  • ISO感度:カメラのセンサ部分が光をどれだけ大げさに感知するか。これが多いと暗い部分のわずかな光にも反応して写真を残せる。
  • シャッター速度:速くすると素早く写真を撮る→手ブレを起こしにくい、遅いとゆっくり写真を撮る→その間に手がブレると写真に残りやすい
  • 露出:カメラのレンズに入る光の量。暗い場所ではISO感度を上げ、シャッター速度を遅くすると何とかフラッシュなしでも暗い場所での撮影が可能になるが、シャッター遅い→手ブレが起こってアウト。三脚使え

ということで三脚の購入を決めました。いや待て!そこまで使うことも無いです今は。まずはこのトレードオフの関係を覚えておいて、適切な調整を試してみたいなと思っています。ていうか、理科の実験小学校からやり直したほうがよさそうな気がしてきました。じゃあ、次回は…

と、その前にもうひとつ、おもしろい機能を見つけました。ホワイトバランス…撮影時の光源に合わせてホワイトバランスを設定するとその光源にあった適正な色に調整できるという機能らしいです。写真を撮ってみたときはあまり恩恵を受けた感じがしませんでしたが、曇り空や蛍光灯の下での撮影とかだったらそれに応じたバランスを調整できるようです。マニュアルでも色設定できるようですが、難しそうなのでパス。

付け足しもありましたが第3回はこれにてお開き。次回はその他の機能を見ていく予定です。このデジカメシリーズは次回で終了します。

第二百二十四段に続く


第二百二十四段 「デジカメと僕 step4」

デジカメと僕 step3

本題に入る前に報告をひとつ。第1回で「デジカメのレンズのシャッターが壊れてます!」と激白(?)しましたが、その後このシャッターは元に戻りました。どうもシャッター速度をいろいろいじっているうちに直ったようで…あれですね。やっぱりある程度の機能は使いこなさなくては!

とはいうものの、デジカメには使いこなせないほど数多の機能があります。今回は2つだけ試してみます。スティッチアシストは撮影した画像をパソコンで合成してパノラマ画像を作成するもの。あまり使わないかなと思っていましたが、展望台の屋上で360度見所のある景色だったりしたら、横幅が大きい写真が欲しくなります。競馬のレース、最後の直線とかだったら最後の100m〜200mくらいをパノラマ写真に…あ、これは無理っぽいですね。元の写真を作るために、何箇所かでシャッターを押す必要があります。馬は常に走っていますから、その場所も刻々と変化。元の写真で馬のポーズとかが一致するわけがありません。やっぱりパノラマいらないかな(おい!)?

あと、デジカメで動画を撮ってみました。動画はそれ専用の映像記録媒体を使えばもちろん一番ですが、ちょっとした光景であれば、デジカメによる撮影もいい感じです。思ったより解像度も良く、(自分が思っていたより)長時間録画できる(6〜7分くらいですが)ので、これは面白いですね。簡単にムービーが作れます。競馬場でレースの動画を撮りましたが、馬券を買っていると、ゴール前の直線で興奮しすぎてカメラがどこ向いているか分からなくなります。だって、自分では走ってる馬を撮ったつもりが、いつの間にかカメラが下向いてて、

ゴール前で叫ぶお客さん撮っていた…馬が写ってない!

このような失敗もありますが、今後もいろいろ「チョイ動画」の作成を楽しんでみたいです。

今回のデジカメ話を書く前は買い替えも検討していましたが、シャッターも直ったことですし、しばらくは今の「Power Shot A70」を使い続けて行きたいと思います。新しいデジカメってどんなのがあるのかなと見ていてワケ分からなくなったのも理由のひとつですが。新しいデジカメを買うときに何を参考にしていますか?店での写真比較ではメーカーごとの違いは分かっても、その時の気分でどのメーカーの写真も「良く」見えたりします。いずれ次のを買うとしたら…場所取りの下手な自分はズーム機能が気になります。遠くからでも景色さえ見えればズームで被写体を大きく写せますから。そしてそれは、手ブレとの戦い(笑)



以上で、デジカメを楽しむ企画は終了します。本当にデジカメを極めようとすればまだまだ見ていくべきところが多いのですが、ISO感度って何ですかと言ってるような自分の場合、ここまでかな、といった感じです。もしさらに極めたくなれば、第2弾を何かの機会にできれば…と思っています。

デジカメと僕 step1


第二百二十五段 「コインロッカー」

拝啓 コインロッカー様

使用料は100円玉じゃなきゃ駄目ですか?お願いです。近くに両替機が無いんです。500円玉で手を打ってもらえないでしょうか?金額は足りてるでしょ?ほら、よく見てくださいよ。昔の500●ォンと間違えられるようなヤワな500円じゃないんですよ。贋(にせ)金防止のための最先端の技術が使われているんですよ。つまりはハイテク機器ですよ。機器じゃない?失礼。それにこの500円玉に使われた最先端技術とかいうのはもう過去の話?そうですか。

いや、話が脱線しかけました。何とかならないでしょうか。いや、本当にこの近辺探し回ったんだけど両替できないんですよ。機械も、100円玉とこの500円両替してそうな人もいないんです。じゃあ、あれかな?タダで使わせてもらっていい?うん、荷物を入れるだけ。プールとかに行ったらよくあるじゃん、お金払うのケチって鍵かけないまま荷物だけ入れてるやつ。鍵ささったままだからまだ空いてると思って開いたらもうガックリ。どれだけガックリ来たかって、春秋の番組改編時期に新聞のテレビ欄見てたら、よりによって自分の見ている番組ばかりタイトルの横に(終)マークが付いてて気分は青い珊瑚礁ってくらいかな。何、例えが分からない?

何の話か分からなくなってきたなあ、えーと、ああ、とにかくやめておこう。こんな公衆のコインロッカーで鍵かけずに荷物置いてたら誰に盗まれるか分からんし。大体プールのロッカーでもヤバいってば。で、そうだ、交渉しよう。お釣りはいらないからさ、500円使わせてくれない?うん、そうしたらキミの使用料は300円なのに500円もらえるんだよ。差し引き200円のお得だよ。そうだ、それがいい。じゃあ、決まりだな。強引に500円を押し込んでやる。うりゃあ…く、くそ、何だよ、やっぱり入らねえよ。100円よりちょっと大きいだけだろ?別に100円の5倍の体積があるわけじゃないだろ?自動販売機ですら10円から500円までオールオッケーなのに何でてめえは100円しか駄目なんだよ。選り好みしてるんじゃねえよこのくそコインロッカー!だぁ!

ドス!バキ!




―――それでは次のニュースです。2004年10月某日、とある駅のコインロッカーを殴りつけて壊したK容疑者(27)が器物破損罪で現行犯逮捕されました。取調べに対しK容疑者は「500円玉の使えないコインロッカーが悪い」などと意味不明なことをつぶやいており、近く精神鑑定を―――


第二百二十六段 「コガー・ポッターとアズカバンの囚人 第1幕」

久しぶりー。コガー・ポッターです。こっちはやる気ゼロなのに何かまた事件が起こるみたいで。勝手にやっちゃってください。僕知りません。ええ、今回は僕、一切ノータッチです。過去のシリーズでも見ててください。はい。

コガー・ポッターと賢者の石 第1幕
コガー・ポッターと秘密の部屋 第1幕

ドン・ウィズリー:「相変わらず投げやりだよコガー・ポッター!ところで学校の空気が何か変なんだ。何かまた悪いことが起こりそうだよ!」

ていうか、なんで僕ポグワーツに来ているんだ?汽車に乗った記憶も無い。誰に連れて来られたんだ?

オーマイハニー:「あ、それは簡単な理由よ。コガー『秘密の部屋』編のラストで石にされてから今までずっとほったらかしだったのよ。」

あ、あの校長…

ドン・ウィズリー:「そうだコガー・ポッター、もうすぐ新学期の始業式が始まるよ!」

…面倒だって。それに校長の顔は見たくない。君らだけで行って来て。僕は部屋で寝てる。




ダブルドア校長:「―――というわけで、生徒の中にはすでに知っている者もいるようだが、アズカバン監獄から、囚人プリウス・ブラックが脱獄した。」

オーマイハニー:「アズカバン監獄から?ありえない…。アズカバンの監獄は、『魂を吸い取る』力を持つ仮面看守軍団カメンダーによって守られているはずなのに。」

ダブルドア校長:「―――そこで、プリウス・ブラックからポグワーツの生徒を守るためにアズカバン監獄からカメンダーの軍団が派遣され、ポグワーツを徘徊することになった。彼らは特殊な体臭を放つため、嫌な空気が流れることになるが我慢してほしい。だからといってカメンダーに敵意を向けないこと。目をつけられると、彼らがかぶっている仮面から魂を吸われるから気をつけるんだ。以上で話を終わる。」



ドン・ウィズリー:「…やっと話が終わって部屋に帰れるよ。それにしても、やっぱりオカシイよなあ。危険なモノを防ぐためにもっと危険…つーか、キモイ?」

オーマイハニー:「同感だわ。プリウス・ブラックとか言うヤツよりもカメンダー軍団の方が手を焼きそうだわ。あ、ドン、後ろ!」

ドン・ウィズリー:「う、お前は?」

カメンダー16号:「ウ、ヴヴヴヴヴヴッ!ヴヴヴヴヴヴ!さあ、ヴと何回言った?」

ドン・ウィズリー:「はぁ?う、うわああ、吸われる!吸われる〜!」

オーマイハニー:「ドン!」



ふぁあ、そろそろ始業式も終わったころかな。しかし…嫌な空気が流れているってのは本当だな。

???:「キミがコガー・ポッターかな?」

あ?一体誰?

???:「僕の名前はルビーン。今度、闇魔術防衛の教師として呼ばれたビーン。」

語尾に「ビーン」なんてつけて気を引いてるつもりか?で、何の用?

ルビーン:「キミに、闇から守るための術を授けようと思ってるビーン。」

第二幕(第二百二十七段)に続く


第二百二十七段 「コガー・ポッターとアズカバンの囚人 第2幕」

第一幕(第二百二十六段)

ルビーン:「キミに、闇から守るための術を授けようと思ってるビーン。」

闇魔術?別にいいよ。

ルビーン:「今、ポグワーツにはアズカバン監獄から抜け出したプリウス・ブラックが潜伏している。彼を捕らえるために監獄から抜け出したカメンダーが曲者でね。一旦キレると『キス』という名前の無差別攻撃をするんだビーン。まあ、見ているんだビーン。こうやって…エクスペクト・パトローナムと唱えると、守護霊が現れて、カメンダーを追い払ってくれるんだビーン。」

で、どうして僕にその技を?

ルビーン:「簡単さ。プリウス・ブラックがキミの命を狙っているからなのさ。だから最初に教えに来た。そして、この魔法を布教させるのが僕のヨ・ロ・コ・ビーン♪」

石になれや。ペトリフィカス・トタルス。

ルビーン:「いきなりそんな物騒な魔法使っちゃだめだビーン。さっき呼び出した守護霊の力でバリア張ったから呪文は通じないんだビーン。」

分かった。分かったから。

ルビーン:「なんだ、つれないビーン。とにかくプリウス・ブラックに気をつけるんだビーン。」



全く、こっちはやる気無いちゅうねん。

オーマイハニー:「コガー!大変よ!」

今度はオーマイハニーか。どうしたんだ?

オーマイハニー:「大変なの!カメンダーというヤツに襲われてドンが…生気を吸われて、さらにキスされちゃった!

はぁ?

ドン・ウィズリー:「イヒヒヒ…ヒッ…ファーストキスを奪われちまったァ…!オーマイハニーにささげるこの唇ゥ〜化け物に奪われちゃった〜♪ラララ〜幸せなんてありゃしない〜大人はみんな嘘の塊ィ〜」

オーマイハニー:「生気を奪われた上、ファーストキスがどうたらでこのショックなのよ!」

さっきここに来た変人が言ってたのは、そういう「キス」なのか…?これは元に戻すのは面倒だな。ハイブリッドに何とかしてもらうか。

オーマイハニー:「そうそう、ハイブリッドって、学園のはずれに住んでいるあの素敵なオジサンよね?私たちも最初、彼に相談しようと思っていたのよ。その途中で襲われて…」

じゃあ、決まりだな。ドンを連れて行ってきてくれ。

オーマイハニー:「ちょっとコガー!一緒に来てよ!」

いや、別にカメンダーとか何とかが来ても僕は大丈夫だし、プリウス・ブラックが僕の命を狙っているとか言っても、自分で何とかできるし。あ、でもカメンダーって確かブラックを捕らえるために来てるんだな。

オーマイハニー:「そう、そうだわコガーあなたがブラックを見つけて倒せば学園からカメンダーも撤退するし、万事解決よ!ということで私がドンを連れて行ってる間にブラックを倒しておいてね〜!じゃあ!」

って、おーい!あ、あれ?どうして僕がブラックと対決って流れに?あれ…?くっ、僕としたことがオーマイハニーに利用されるとは。ねえ?

第三幕(第二百二十八段)に続く


第二百二十八段 「コガー・ポッターとアズカバンの囚人 第3幕」

第二幕(第二百二十七段)

オーマイハニー:「さて、学園のはずれの裏庭…ここにハイブリッドの小屋があるはずだけど。あ、あった。ハイブリッドー?」

ハイブリッド:「何じゃ?おやおや、お前さんはオーマイハニーじゃないか。どうしたんじゃ?」

オーマイハニー:「ドンが大変なのよ。今、このポグワーツにやってきているカメンダーに襲われて魂を吸われるわファーストキス奪われるわでヤバい状態なのよ。」

ドン・ウィズリー:「ゲヘッゲヘッ!何だよ、そんな哀れみの目で俺を見るな!学校の窓ガラス壊して回るぞ!盗んだバイクで走り回るぞ!」

ハイブリッド:「こりゃ重症じゃな。仕方が無い、多少荒療治だが我慢してくれ。たあっ!」

ドン・ウィズリー:「ふぐっ!ごひゃ。…。」

ハイブリッド:「おっと、間違って人間の呼吸を止めるツボを突いちまった!こりゃだめじゃな。残念!コイツが生き残る確率は倍率ドン!斬り!」

オーマイハニー:「某ギター侍ですか!ていうか、ドンが死んじゃう!」

ハイブリッド:「あわてるな。これを見なさい。」

オーマイハニー:「…地図?これがどうしたのよ?」

ハイブリッド:「これは『忍びの地図』じゃ。どの人物がどこにいるかが分かる地図じゃ。今ドンのいる場所は、この学園の裏庭からずいぶん離れたところにおる。医務室かの?」

オーマイハニー:「医務室?あれ、いつの間にそんなところに。ということは今ここにいるドンは何者?あ、地図にコガーの居場所も。そしてコガーのそばにいるのは…!」




???:「キミがコガー・ポッターだね。」

ん、まあ、そんなとこ。

プリウス・ブラック:「私の名はプリウス・ブラック。よろしく、コガー・ポッター。」

ああ、アンタの名前は聞いてるよ。僕の命を狙ってるんだろ。

プリウス・ブラック:「命を?そんなことはぶっちゃけありえない!私は君を…む、この気配はカメンダー!ますますありえなーい!タンスの中に隠れさせてもらう!」

あのー?あ、隠れちゃった…。む、また何か出てきた。

カメンダー32号:「ヴ、ヴヴヴヴヴヴッ!ヴヴヴヴヴヴ!プリウス・ブラックはどこだ?隠すとためにならないぞ!」

そこのタンスの中だよ。

プリウス・ブラック:「言うなよ!ありえないよ!仕方が無い、魔法を使わせてもらう。エクスペクト・パトローナム!

カメンダー32号:「そ、その魔法は!ガチョーン!コマネチ!永遠にアジャパー!80点。ぐふっ。」

…やるね、オッサン。で、ここに何しに来たの。僕の命を狙ってるなら容赦しないけど。

プリウス・ブラック:「そうじゃないんだ。君に話したいことがある。」

第四幕(第二百二十九段)に続く


第二百二十九段 「コガー・ポッターとアズカバンの囚人 第4幕」

第三幕(第二百二十八段)

プリウス・ブラック:「ずばり、お前の命を狙っているのは俺…」

ペトリフィカス・トタルス!

プリウス・ブラック:「…ではなくて、ピー…って、うわあ!ありえない!石になるー!」

ん?何か言おうとしてたかな?まあいいや、あっけない。まあ、これで目的果たした気もするけど、作者が1ヶ月も話ほったらかしにしてたからよく分かんないや。考えるのめんどくさい。終わりっ!




???:「ふぅ。バレたでチュー。生徒に化けているってのも楽じゃないでチュー。」

オーマイハニー:「こ…コイツは…ドンじゃないわ!あなた誰?」

???:「オラ、ピーター・トラブリューだチュー。ダメデモート様の命により、コガー・ポッターを始末するでチュー。邪魔する者は許さないでチュー!これでもくらえ!」

ハイブリッド:「何じゃ?う、うわっ!…チュー。」

オーマイハニー:「あっ!ハイブリッドがネズミにされた!」

トラブリュー:「さて、次はかわいいお嬢ちゃんがネズミになる番だチュー!」

オーマイハニー:「そういうあなたもネズミみたいじゃない。語尾に『チュー』つけるあたり、さ。」

トラブリュー:「オラ、昔魔法使いに呪いをかけられてネズミにされていたことがあったでチュー!そのおかげで語尾がおかしくなるわチーズが主食になるわで人生めちゃくちゃだチュー!その魔法使いに復讐するためにダメデモート様の意思に賛同したんだチュー!」

オーマイハニー:「で、ドンをどうしたの?」

トラブリュー:「ドン?あ、オラが化けてた生徒か。アイツは企業秘密の技で医務室送りにしてやったチュー!そしてその生徒の姿を借りて、魔法使いを罠にかけてやったんだチュー!」

オーマイハニー:「魔法使いというのは…まさか!」

トラブリュー:「そう、プリウス・ブラックのことだチュー!あれは何でもない夜のこと。二度とは戻れない夜。俺はネズミになる魔法を―――ブラックにかけられたんだチュー!だから俺はヤツを嵌めてアズカバン監獄送りにしたでチュー。そして、主のダメデモート様からコガー・ポッター抹殺の命令が下ったんだチュー!オラはブラックを一旦脱獄させて、前とは比べ物にならない地獄へ叩き落すんだチュー!どんな結末が待っているか楽しみだチュー!じゃあ、話が長くなったがお嬢ちゃん、観念し…チュー?」

オーマイハニー:「…新任の先生?」

ルビーン:「さよう。闇魔術防衛担当・ルビーンだビーン。黒幕め、ようやく姿を現したなビーン。今までお前の作戦に騙されたつもりでいたが、俺は影でお前を見張っていたんだビーン。親友・ブラックを助けるためにもな。」

トラブリュー:「じゃあ、こんなところでゆっくりしている場合じゃないでチュー。今頃ブラックのところにはカメンダーの集団が向かっているはずだチュー。せいぜい注意するんだチュー。」

ルビーン:「何だと?」




なんだ、自力で石から元に戻れるんじゃない。ブラックさん。

プリウス・ブラック:「いや、だからお前と戦うために来たわけじゃない。いや、話はあとだ。カメンダーの集団が俺を狙いに来る!」

カメンダー64号:「ヴ、ヴヴヴヴヴヴッ!ブラック発見!すぐに捕獲、捕獲ゥウウ!」

カメンダー128号:「ヴ、ヴヴヴヴヴヴッ!OK牧場だヴ!」

第五幕(第二百三十一段)に続く


第二百三十段 「DJ.Ken's Hottime act.17」

DJ.Ken's Hottime act.16はこちら

「久々のレギュラー放送に気合だーっ!DJ.Kenです。2004年もいよいよい締めくくりですが、皆さんにとっての2004年重大ニュースは何でしょうか?そこで今回は『2004年重大ニュース』と題してリスナーの皆さんからファックスで募ってみたいと思います。

早速来ました。ハンドルネーム『シナモン』さん。『こんにちは。私にとっての2004年重大ニュースは、ずばり妹が学生結婚したことです。大学のサークルで知り合って2年の交際でゴールイン。嬉しそうな妹を見て自分も幸せな気分に…ていうか、このままじゃあと7年で負け犬だよーシクシク(T▽T)』 大丈夫です。私より4歳も…うぐぐ。まだまだチャンスはありますって!勉学と家庭の両立は大変だと思いますが、ガンバレ!妹さんによろしくお伝えください。

次は匿名希望『カリビアンナイト大井』さんのお便り。『プラズマディスプレイを3台買ったことです。アテネ五輪を見るために春に買ったのですが、5月に空き巣に盗まれました。そして夏前に買った2代目は谷亮子が金メダルを取った翌日に故障。どうしても五輪が見たかったのでその次の日に急遽購入。こんな不幸な俺に何かプレゼントください。』 むしろ修理して直ったプラズマディスプレイを僕にください。修理していないなら今すぐ修理してよこせ。いえ、嘘です。しかし、不幸続きでしたね。2005年は良い年でありますように。

もう一通行けるかな?ハンドルネーム『世界の中心でゴリエ』さん。『北島康介が超キモチイイ…って言うじゃな〜い?でも、俺、餅が大好物で”モチイイ”ですからー!残念!

ベリ!バリ!意味不明じゃー!思わず紙破っちゃったよ、というところで今回はここまで。そして私の重大ニュース…というより重大発表があります。2001年よりスタートしましたこの『DJ.Ken's Hottime』は次回をもって最終回になります。思えば短いようで長かった…あれ、違う?とにかく今までありがとうございました。さて、リクエスト曲はお便りから紹介します。ハンドルネーム『光の使者キュアオレンジレンジ』さんのリクエストは『マツケンサンバII』ですが、そのままかけるとJA●DA●に怒られますから!残念!『Style.K』管理人Koga協賛ソング『コガケンサンバII』かけちゃうよ!斬り!次回、最終回もよろしく!see you next time.

『コガケンサンバII』 作詞作曲:DJ.Ken/Special Thanks:Koga(Style.K管理人)

当てろ万券 走れ新馬
踊れ高知の ハルウララ
誰も彼も 3連単
オレの金も はじけとぶ

オーレオレ コガケンサンバ
オーレオレ コガケンサンバ
ああ 馬連 2−5
当てよう 有馬記念
眠りさえ忘れて 予想をしよう
サンバ ビバ サンバ
コ・ガ・ケ・ン サンバ オレ!


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